Glorious Model O Wireless vs Pulsar Xlite V3 Wireless

スペック比較・プロ使用状況

最終更新: 2026年3月22日

Glorious

Model O Wireless

  • 69 g 重量
  • BAMF センサー
  • ワイヤレス
  • ¥10,800
Amazonで購入
Pulsar

Xlite V3 Wireless

  • 55 g 重量
  • PixArt PAW3395 センサー
  • ワイヤレス
  • ¥12,800
Amazonで購入

※Amazonアソシエイトリンクを含みます。適格購入により収入を得る場合があります。

結論

予算重視でFK型左右対称が好みならModel O Wireless。軽さ・センサー・ビルド品質すべてで妥協したくないならXlite V3 Wireless。¥2,000の差で得られるアップグレード幅は大きい。

評価項目 Glorious Model O Wireless Pulsar Xlite V3 Wireless
マイクロエイム(精密な微調整) ●●●○○ ●●●●●
フリック速度(大きな振り向き) ●●●○○ ●●●●●
長時間の快適さ(3時間以上) ●●●○○ ●●●●○
ビルド品質・耐久性 ●●○○○ ●●●●●
操作の軽快さ(リフト&リポジション) ●●●○○ ●●●●●
コストパフォーマンス ●●●●○ ●●●●○

あなたに合うのは?

FK型の左右対称シェイプが絶対条件なら
→ Glorious Model O Wireless
Xlite V3はエルゴノミック形状のため、左右対称にこだわるならModel O Wirelessが選択肢になる
低感度FPSで大きく振り回すなら
→ Pulsar Xlite V3 Wireless
55gの軽さとガラスソールの組み合わせで、40cm/360°以上の低感度でも腕が疲れにくい
予算¥11,000以内に収めたいなら
→ Glorious Model O Wireless
¥10,800で2.4GHzワイヤレス・69gが手に入り、入門機として十分な性能
追加投資なしで最高の滑走性能が欲しいなら
→ Pulsar Xlite V3 Wireless
Superglideガラスソールが付属しており、別途¥2,000〜3,000のソール購入が不要

この比較で分かること

Glorious Model O WirelessとPulsar Xlite V3 Wirelessは、どちらも1万円台で手に入る軽量ワイヤレスゲーミングマウスです。価格差はわずか¥2,000。しかしこの2台を手に取ると、設計思想も世代もまったく異なる製品であることがすぐに分かります。

Model O Wirelessは69gのハニカムシェルを採用したFK型左右対称マウス。2021年に登場し、当時は「ワイヤレスでこの価格帯」という点で大きなインパクトを与えました。BAMF(PixArt 3370ベース)センサー、ハニカムによる軽量化、RGB搭載と、コスパ重視のパッケージです。

一方、Pulsar Xlite V3 Wirelessは55gのソリッドシェルを持つエルゴノミックマウス。PAW3395センサー、Kailh GM 8.0スイッチ、そしてSuperglideガラスソール付属と、2024年世代のトレンドをすべて詰め込んだ一台です。

形状の違い(左右対称 vs エルゴ)に加えて、センサー・スイッチ・シェル構造の世代差がどこまで体感に影響するのか。この記事では¥2,000の追加投資で何が変わるかを、具体的に掘り下げます。


クイック比較表

カテゴリModel O WirelessXlite V3 Wireless
重量69g55g
サイズ128×66×37.5mm120.4×62.1×38.8mm
形状左右対称(FK型)エルゴノミック(EC系)
センサーBAMF(3370系・19000DPI)PAW3395(26000DPI)
ワイヤレス2.4GHz + 有線2.4GHz + 有線
バッテリー71時間70時間
スイッチGlorious製(機械式)Kailh GM 8.0
シェルハニカム + RGBソリッド
ソールPTFEPTFE + Superglideガラス付属
価格¥10,800¥12,800

形状・エルゴノミクス

Model O Wireless — FK1クローンのロープロファイル

Model O Wirelessのシェイプは、Zowie FK1に強くインスパイアされた左右対称デザインです。128×66×37.5mmという寸法は、FK1(128×64×36mm)とほぼ同サイズ。トップシェルの高さが低く抑えられており、手のひらとマウスの間に空間が生まれるため、クロウグリップやフィンガーチップグリップで指先の操作感を重視するプレイヤーに適しています。

左右対称のため、左利きのプレイヤーも使用可能です(サイドボタンは左側のみ)。ただし37.5mmという低い全高は、パームグリップで手のひら全体を預けたいプレイヤーにはやや物足りなく感じるでしょう。

Xlite V3 Wireless — EC2の系譜を55gで再解釈

Xlite V3 Wirelessは、Zowie EC2を彷彿とさせるエルゴノミック右手用マウスです。120.4×62.1×38.8mmとModel Oより全長が8mm短く、幅も4mm狭い。右側にくびれのあるシェイプが薬指と小指の居場所を確保し、手のひら右側がマウスに沿って自然にフィットします。

全高38.8mmはEC2(40mm)よりわずかに低いですが、エルゴノミックな隆起があるため、パームグリップでもしっかりと手を預けられます。リラックスクロウ(手のひら後部を接地させながら指先で操作するスタイル)との相性も抜群です。

グリップ別のフィット感

グリップスタイルModel O WirelessXlite V3 Wireless
パームグリップ△ — 低すぎて手のひらが浮く◎ — エルゴ形状が手に沿う
クロウグリップ◎ — 低いプロファイルが指の操作を助ける○ — リラックスクロウなら快適
フィンガーチップ○ — 軽ければもっと良い△ — エルゴ形状がつまみ持ちに合わない

手のサイズが18×9cm前後の中型の手であれば、Model O Wirelessはクロウグリップ、Xlite V3 Wirelessはパーム〜リラックスクロウで最もフィットします。形状の好みは完全に主観の世界ですが、エルゴノミックを試したことがないFK型ユーザーがXlite V3に移行するケースは少なくありません。EC系の安定感と55gの軽さの組み合わせは、長時間プレイで大きな差を生みます。


センサー・トラッキング性能

BAMF vs PAW3395 — 1世代半の差

Model O WirelessのBAMFセンサーは、PixArt 3370をGloriousがカスタムしたもの。最大19000DPI、400IPSのトラッキング速度を持ち、日常的なゲームプレイでは十分な性能です。

しかしPulsar Xlite V3 WirelessのPAW3395は、3370から大幅に進化した次世代センサーです。最大26000DPI、650IPSのトラッキング速度に加え、消費電力の改善、モーション遅延の低減など、あらゆる面で上回ります。

体感できる差はどこにあるか

正直に言えば、400DPIや800DPIの一般的な設定でデスクトップ操作やカジュアルゲームをプレイする分には、両センサーの差を体感するのは困難です。しかし以下の場面ではPAW3395の優位性が現れます。

まとめると、BAMFは「十分に良い」センサーですが、PAW3395は「現行最高水準」です。この差に¥2,000を払う価値があるかは、あなたのプレイの競技性によって変わります。


ビルド品質・スイッチ

ハニカム vs ソリッドシェル — 見た目以上の差

Model O Wirelessのハニカム(穴あき)シェルは、2019〜2021年にかけて軽量マウスのトレンドを牽引したデザインです。シェルに無数の六角形の穴を開けることで、69gという当時としては驚異的な軽さを達成しました。RGBライティングがハニカム越しに漏れる見た目も特徴的です。

しかし2024年以降、ハニカムシェルは急速にトレンドから外れました。理由は明確です。

  1. 剛性: ハニカムシェルは構造上、強くグリップすると微妙なたわみが発生します。特に中央部を親指と薬指で挟んだとき、シェルがわずかに沈む感触があります。Xlite V3 Wirelessのソリッドシェルはたわみゼロで、55gなのに剛性感ではModel Oを大きく上回ります。
  2. 汚れ: 穴に埃や手汗が入り込み、長期使用で内部が汚れます。清掃も容易ではありません。ソリッドシェルならウェットティッシュで拭くだけです。
  3. 質感: ソリッドシェルのほうがマット仕上げの感触が良く、グリップの安定感も高い傾向があります。

つまりXlite V3 Wirelessは、ハニカムなしで55g — Model Oより14g軽い上にシェルの剛性も上という、世代差を如実に感じさせる設計です。

スイッチの差

Model O Wirelessのメインスイッチは、Glorious独自のメカニカルスイッチ。クリック感は明確ですが、長期使用でのチャタリング報告がコミュニティで散見されます。

Xlite V3 WirelessのKailh GM 8.0は、現在のゲーミングマウス業界で最も評価の高いメカニカルスイッチの一つです。1億回クリックの耐久性、均一なクリックフィール、チャタリング耐性に優れ、多くのハイエンドマウスが採用しています。プリトラベルが短く、確実なタクタイルフィードバックがあるため、連打やタップ撃ちの安定感が違います。


バッテリー・ワイヤレス

バッテリー持続時間はModel O Wirelessが71時間、Xlite V3 Wirelessが70時間とほぼ互角です。ただしこの数値には注釈が必要です。

Model O Wirelessの71時間はRGBオフ時の数値です。RGBをオンにすると持続時間は大幅に短くなり、最大輝度では30〜40時間程度まで落ちます。ゲームプレイ中にRGBを使いたい場合、実質的なバッテリーライフはXlite V3の半分程度になる可能性があります。

Xlite V3 WirelessにはRGBが搭載されていないため、70時間がそのまま実使用時間に近い数値です。PAW3395の省電力性とRGB非搭載が相まって、軽さとバッテリーライフを両立しています。

ワイヤレス接続はどちらも2.4GHz専用ドングル方式。Bluetooth非搭載のため、オフィス用途での汎用性は低いですが、ゲーミングに特化した低遅延接続を提供します。充電はどちらもUSB-Cケーブル接続で、充電しながらの有線プレイも可能です。


ソフトウェア

Glorious Core

Glorious CoreはModel O Wirelessの設定ソフトウェアです。DPI設定(100〜19000、ステップ100刻み)、ポーリングレート切り替え(125/250/500/1000Hz)、RGBライティングのカスタマイズ、マクロ設定、LOD調整が可能です。UIは分かりやすく、設定のオンボードメモリ保存にも対応しています。

ただし、ソフトウェアの安定性についてはコミュニティで賛否があり、アップデート時にプロファイルがリセットされるケースも報告されています。

Pulsar Fusion

Pulsar FusionはXlite V3 Wirelessの設定ソフトウェアです。DPI設定(50〜26000)、ポーリングレート切り替え(125/250/500/1000Hz)、LOD調整、デバウンス設定、リフトオフ距離の微調整など、より細かいチューニングが可能です。

Fusionの特筆すべき点は、モーションシンク機能への対応です。PCのフレーム描画タイミングとセンサーのデータ送信タイミングを同期させることで、入力遅延をさらに低減できます。競技プレイヤーにとっては意味のある機能です。


価格・コスパ

Model O Wirelessは¥10,800、Xlite V3 Wirelessは¥12,800。差額は¥2,000です。

この¥2,000で何が変わるかを整理します。

項目¥2,000の差で得られるもの
重量-14g(69g → 55g)
センサーBAMF → PAW3395(1.5世代アップ)
シェルハニカム → ソリッド(剛性・質感向上)
スイッチGlorious製 → Kailh GM 8.0(耐久性・クリック感向上)
ソールPTFE → PTFE + Superglideガラスソール付属
RGBあり → なし

特にSuperglideガラスソールの付属は大きなポイントです。ガラスソールを単品で購入すると¥2,000〜3,000程度かかります。つまりXlite V3 Wirelessの実質的な本体価格は¥10,000前後と見ることもでき、ガラスソール込みで考えるとModel O Wirelessより安いという逆転が起きます。

ガラスソールは初期の滑り出しが軽く、PTFE以上に一貫した滑走性能を長期間維持します。パッドの種類を選ばず安定した操作感を提供するため、ソール交換の手間とコストを省ける点でも優れています。

¥2,000の差額で14gの軽量化・センサー1.5世代分の進化・ソリッドシェル・Kailh GM 8.0・ガラスソール付属が手に入ると考えると、コストパフォーマンスではXlite V3 Wirelessが実質的に優勢です。Model O Wirelessのアドバンテージは、FK型左右対称形状とRGBという2点に集約されます。


こんな人にはこちら

Model O Wirelessを選ぶべき人

Xlite V3 Wirelessを選ぶべき人


最終結論

Model O WirelessとXlite V3 Wirelessの¥2,000差は、スペックシート上の差以上の意味を持ちます。

Model O Wirelessは2021年世代の設計です。当時の基準では優れた製品でしたが、ハニカムシェル、BAMF(3370系)センサー、69gという重量は、2024〜2025年のゲーミングマウス市場では「一世代前」の仕様になりつつあります。

Xlite V3 Wirelessは2024年世代の設計です。ソリッドシェルで55g、PAW3395、Kailh GM 8.0、ガラスソール付属。これらすべてが¥12,800に収まっているのは、率直に言って驚異的なコストパフォーマンスです。

唯一の分岐点は形状です。FK型左右対称が自分のグリップに合っていると確信しているなら、Model O Wirelessは依然として有力な選択肢です。しかし「どちらでもいい」「エルゴも試してみたい」と感じているなら、¥2,000を追加してXlite V3 Wirelessを選ぶほうが、センサー・ビルド品質・滑走性能のすべてで後悔のない選択になるでしょう。

14gの重量差は数字以上に大きい。 69gのModel Oから55gのXlite V3に持ち替えると、まるで中身が入っていないような軽さに驚きます。この軽さがリフト&リポジションの素早さ、長時間プレイ時の腕の疲労、フリック後のストッピング精度すべてに影響します。グリップ時に手に感じる慣性の違いは、スペックの数字が示す以上に体験を変えるものです。


よくある質問(FAQ)

Q. 14gの重量差は本当に体感できますか?

はい、明確に体感できます。69g → 55gの差は約20%の軽量化であり、特にリフト&リポジションを頻繁に行う低感度プレイヤーほど違いを実感します。腕を大きく振る動作を1日数百回繰り返す場合、蓄積する疲労の差は無視できません。また、フリック後にマウスを止める際の制動距離にも影響し、軽いほうがピタッと止めやすい傾向があります。

Q. ハニカムシェルは衛生面で問題がありますか?

致命的な問題ではありませんが、穴から埃・手汗・皮脂が内部に侵入しやすいのは事実です。定期的にエアダスターで内部を清掃する手間が発生します。ソリッドシェルならウェットティッシュで表面を拭くだけで十分なので、メンテナンスの手軽さではXlite V3が優れています。

Q. Xlite V3 Wireless付属のガラスソールはすぐに使うべきですか?

好みによりますが、まずは付属のPTFEソールで操作感に慣れてから、ガラスソールに切り替えるのがおすすめです。ガラスソールはPTFEより初動が軽く、滑り出しがスムーズです。コントロール系パッド(紫電改、QcK Heavyなど)との相性が特に良く、パッドの引っかかりを軽減しつつ適度な制動力を維持できます。逆にスピード系パッドと合わせると速すぎて制御しにくい場合もあるので、パッドとの組み合わせを意識しましょう。

Q. Model O WirelessのRGBをオフにすればバッテリーは長持ちしますか?

はい。RGBオフ時の71時間がカタログスペック上の最大値です。RGBを最大輝度で使用すると30〜40時間程度まで短くなります。バッテリーライフを最優先するならRGBオフを推奨しますが、それならRGB非搭載でも構わないはず。その場合、最初からXlite V3 Wirelessを選ぶほうが合理的かもしれません。

全スペック比較表

スペック Glorious Model O Wireless Pulsar Xlite V3 Wireless
重量 69 55
長さ 128 120.4
66 62.1
高さ 37.5 38.8
センサー BAMF PixArt PAW3395
最大DPI 19000 26000
ポーリングレート(最大) 1000 1000
ボタン数 6 5
接続方式 2.4GHzワイヤレス, 有線USB 2.4GHzワイヤレス, 有線USB
バッテリー持続時間 71 70
形状 左右対称 左右対称
RGB あり なし
ソール素材 PTFE PTFE
価格(税込) 10800 12800
発売年 2021 2023

✓ は客観的に比較可能な項目で優れている値を示します。

設定を追い込む

マウスが決まったら、eDPIや感度を最適化しましょう。