Pulsar X2 V2 Wireless vs Pulsar Xlite V3 Wireless

スペック比較・プロ使用状況

最終更新: 2026年3月23日

Pulsar

X2 V2 Wireless

  • 52 g 重量
  • PixArt PAW3395 センサー
  • ワイヤレス
  • ¥14,000
Amazonで購入
Pulsar

Xlite V3 Wireless

  • 55 g 重量
  • PixArt PAW3395 センサー
  • ワイヤレス
  • ¥12,800
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結論

センサー・バッテリー・スイッチがすべて同等のPulsar同士の対決。選択の基準は形状のみ。クロウグリップ・つまみ持ちで小型左右対称を好むならX2 V2 Wireless、エルゴノミクスのパーム・リラックスクロウで安定感を求めるならXlite V3 Wireless。Superglide付属とわずかに低いクリックレイテンシで、万人向けの推奨はXlite V3に軍配。

評価項目 Pulsar X2 V2 Wireless Pulsar Xlite V3 Wireless
形状・フィット感 ●●●●○ ●●●●○
センサー・トラッキング ●●●●○ ●●●●○
軽量性・取り回し ●●●●● ●●●●●
バッテリー・接続性 ●●●●○ ●●●●○
スイッチ・クリック品質 ●●●●○ ●●●●○
コストパフォーマンス ●●●●○ ●●●●●

あなたに合うのは?

クロウグリップ・つまみ持ちでフリック主体に戦うなら
→ Pulsar X2 V2 Wireless
121×60×38mmのコンパクト左右対称ボディは指先操作の機敏さを最大化し、52gの超軽量がローセンシのリフト操作を快適にする
パーム・リラックスクロウで安定したトラッキングを重視するなら
→ Pulsar Xlite V3 Wireless
右手専用エルゴノミクス形状が手のひら後部をしっかり支え、長時間プレイでもグリップが崩れにくい
左利きで競技用ワイヤレスマウスが必要なら
→ Pulsar X2 V2 Wireless
左右対称デザインのため左手でもフィット感が損なわれず、右手専用のXlite V3では対応できない
ソールの品質にもこだわりたいなら
→ Pulsar Xlite V3 Wireless
Superglideガラスソールが標準付属し、PTFE以上の低摩擦スムーズグライドを追加費用なしで実現できる
DeathAdder系のエルゴ形状が好きだがもっと軽いマウスが欲しいなら
→ Pulsar Xlite V3 Wireless
55gという軽量エルゴはDeathAdder V3 Pro(64g)より9g軽く、¥12,800という価格もフラッグシップの半額以下

この比較で分かること

Pulsar X2 V2 WirelessとPulsar Xlite V3 Wireless — 同じブランド・同じセンサー・同じスイッチ・ほぼ同じ重量・ほぼ同じバッテリーというスペックが揃い踏みした、異例の対決です。

通常のマウス比較では、センサーの世代差やバッテリー持続時間、スイッチの種類といった複数の変数を天秤にかける必要があります。しかしこの2台は、そうした変数をほぼすべて排除してくれます。残る唯一の違いは形状。X2 V2は左右対称コンパクト、Xlite V3はエルゴノミクス右手専用。それだけです。

形状はマウス選びで最も重要な要素でありながら、スペックシートでは判断しづらい部分でもあります。この記事では「どちらの形状が自分のグリップと手のサイズに合うか」を軸に、あなたにとっての正解を導き出します。


クイック比較表

カテゴリPulsar X2 V2 WirelessPulsar Xlite V3 Wireless
形状左右対称(コンパクト)エルゴノミクス(右手専用)
重量52g ← わずかに軽い55g
サイズ121×60×38mm120.4×62.1×38.8mm
センサーPAW3395(26,000DPI / 400IPS)PAW3395(26,000DPI / 400IPS)← 同一
スイッチKailh GM 8.0Kailh GM 8.0 ← 同一
クリックレイテンシ1.8ms1.3ms ← 低い
バッテリー95時間95時間 ← 同一
接続方式2.4GHz+有線2.4GHz+有線 ← 同一
ベストグリップクロウ・つまみ(17〜19.5cm)エルゴパーム・リラックスクロウ(17.5〜20cm)
付属ソール標準PTFEフィートSuperglideガラスフィート付属 ← お得
国内価格¥14,000¥12,800 ← ¥1,200安い
Amazon JP ASINB0CH9YTXT5B0C3QBTJNN
総合おすすめクロウ・つまみ・左利きエルゴパーム・ガラスソール重視

形状・エルゴノミクス

X2 V2 Wireless — クロウグリップのために設計された左右対称コンパクト

X2 V2 Wirelessのサイズは121×60×38mm、重量52g。Pulsarが「競技用クロウグリップ」をターゲットに開発した小型左右対称マウスです。

長さ121mmは主要なワイヤレスゲーミングマウスの中でも短い部類に入ります。参考として、Razer Viper V2 Proは131.5mm、Logitech G Pro X Superlight 2は125.7mmです。この10mm前後の差は、指先だけでマウスを制御するクロウグリップやつまみ持ちにおいて決定的なアドバンテージになります。

ハンプ(背面の最も高い部分)は中央付近に位置し、クロウグリップで手のひらの付け根をハンプに乗せつつ指を立てる持ち方に最適化されています。幅60mmはピンチグリップ(親指と薬指で挟む持ち方)がしやすい細さで、高さ38mmの低いプロファイルは指を立てやすい設計です。

左右対称なので左利きのプレイヤーにも適合します。サイドボタンは左側のみですが、ソフトウェアでリマッピングが可能です。競技レベルのワイヤレスマウスで左手に対応できる選択肢は限られているため、左利きプレイヤーにとってこのポイントは大きな差別化要素です。

パームグリップには向いていません。121mmの全長は、手の長さが19cmを超えるプレイヤーが手のひら全体を預けるには短すぎます。手のひらが後方にはみ出し、グリップが不安定になります。X2 V2はあくまでクロウ・つまみ専用機として割り切った設計です。

Xlite V3 Wireless — DeathAdder系エルゴを55gで実現した軽量エルゴの決定版

Xlite V3 Wirelessのサイズは120.4×62.1×38.8mm、重量55g。Pulsarが提示する「エルゴノミクス右手専用」の回答です。

形状の基本設計はDeathAdder系のエルゴノミクスを踏襲しています。右側面に緩やかなカーブがあり、手のひらの右側を自然に受け止めます。親指の位置を誘導するサムグルーブがあり、グリップの再現性が高い。ハンプはやや後方寄りに位置し、手のひら後部でしっかり支えられる古典的なエルゴ配置です。

55gという重量は、エルゴノミクスマウスとしては驚異的な軽さです。同カテゴリの主な競合と比較すると、Razer DeathAdder V3 Proが64g、VAXEE Outset AXが75g。Xlite V3は薄いシェル設計と効率的な内部レイアウトでこの軽量化を実現しており、軽さと引き換えにシェルがたわむ安っぽさもありません。

Xlite V3の表面仕上げは特筆に値します。PBTライクなマットコーティングは、わずかにざらつきのあるドライな質感で、汗ばんだ手でもグリップ力が持続します。RazerやLogitechのスムースマット仕上げとは明確に異なる手触りで、長期間使用してもテカりが出にくい耐久性を持っています。

パーム・リラックスクロウが得意な形状で、手の長さ17.5〜20cmのプレイヤーに適合します。フルパームグリップは手の長さ19.5cm程度までがスイートスポットで、それ以上の手にはやや小さく感じ始めます。

手のサイズ別の推奨


センサー・トラッキング

完全同一のPAW3395 — センサーで差はつかない

X2 V2もXlite V3も、PixArt PAW3395センサーを搭載しています。最大26,000DPI・400IPS・40g加速度耐性というスペックは完全に一致しており、センサー単体の性能差はゼロです。

PAW3395は2024〜2026年のワイヤレスゲーミングマウスにおける事実上の標準センサーです。スピンアウト(高速移動時のトラッキングエラー)は通常のゲームプレイではまず発生せず、ジッターやスムージング、アングルスナッピングといった問題も皆無。あらゆるDPI設定で安定したトラッキングを提供します。

Razer Focus Pro 30K(750IPS)と比べるとIPS上限は低いですが、400IPSを超える速度でマウスを動かすには秒速10メートル以上の移動が必要です。これは人間がゲームプレイ中に到達できる速度ではないため、実用上の差は存在しません。

グリップ形状によるエイム感の違い

同じセンサーでも、マウスの持ち方によってエイムの「感触」は変わります。

X2 V2のクロウグリップでは、センサーが指先に近い位置にくるため、マイクロ補正(小さなエイム調整)がダイレクトに反映される感覚があります。ValorantやCS2のようなピクセル単位の精度が求められるタイトルで、この操作感の直接性は武器になります。

Xlite V3のエルゴグリップでは、センサーが手のひらの下、より中央寄りに位置します。結果として、大きなスイープ動作がスムーズで、追いエイムやトラッキングエイムに自然なフィーリングを提供します。Apex LegendsやOverwatch 2のように、対象を追い続けるエイムが重要なタイトルと好相性です。

ポーリングレートは両機種とも最大1000Hzに対応。LOD(リフトオフディスタンス)はPulsarのソフトウェアで約1mmまで調整可能で、ローセンシのリフト操作でも過剰なカーソル移動は起こりません。DPIキャリブレーションもソフトウェアで同一の操作ができるため、2台を交互に使ってもセンサー設定の調整は不要です。


ビルド品質・スイッチ

同じKailh GM 8.0 — ただしクリックレイテンシに微差あり

両機種ともKailh GM 8.0メカニカルスイッチを搭載しています。8,000万回クリック耐久の高品質スイッチで、クリスプで明快なタクタイル感と、メカニカルスイッチとしてはやや軽めのアクチュエーション力が特徴です。Razerの超軽量Optical Gen-3と旧世代Omron 50Mスイッチの中間に位置するクリック感で、競技プレイヤーに広く支持されています。

クリックレイテンシはX2 V2が1.8ms、Xlite V3が1.3msと計測されています。この0.5msの差は技術的には測定可能ですが、人間の知覚で一貫して区別することは不可能です。実際のゲームプレイでこの差がキルの可否を左右することはないため、レイテンシの差は購入判断の材料にすべきではありません。

サイドボタンの品質は両機種とも良好で、ぐらつきが少なく明確なクリック感があります。Xlite V3はエルゴ形状のサムグルーブによって親指がサイドボタンに自然に近い位置に置かれるため、サイドボタンへのアクセスがよりスムーズです。X2 V2はフラットな側面のため、サイドボタンへの指の移動にわずかに意識的な動作が必要です。

スクロールホイールはどちらもステップ感のあるタクタイルタイプで、武器切り替え用途には十分。RazerやLogitechのハイエンドエンコーダーと比べるとプレミアム感はやや控えめですが、実用上の問題はありません。

シェル品質とコーティングの違い

シェルの剛性は両機種とも価格帯以上の仕上がりです。強くグリップしてもたわみやきしみは感じられず、52g/55gという超軽量でありながらソリッドな印象を維持しています。

表面仕上げには明確な差があります。Xlite V3のPBTライクコーティングはわずかにざらつきのあるドライな質感で、長期間使用してもテカりが出にくく、グリップ力が持続します。一方、X2 V2のスムースマットコーティングは新品時のサラサラした手触りが心地良いものの、高摩擦エリアが数か月で光沢を帯びてくる傾向があります。

コーティングの耐久性を重視するなら、Xlite V3が一歩リードしています。


バッテリー・ワイヤレス

95時間 × 2.4GHz — 完全に同一のスタミナ

バッテリー持続時間は両機種とも95時間。毎日6時間プレイしても2週間以上充電不要という、優秀なスタミナ性能です。Razerのフラッグシップ(70〜80時間)やLogitechの主要モデルを上回る数値であり、バッテリー持ちの心配を完全に払拭できます。

接続方式も同一で、2.4GHz無線+有線(USB-C充電)の2モード構成。Bluetooth非対応のため、仕事用途との兼用には向きませんが、ゲーム専用として割り切る分には何の問題もありません。2.4GHz接続時の無線レイテンシは独立テストでサブ1msを記録しており、RazerのHyperSpeedと同等の低遅延を実現しています。

充電はUSB-C。充電しながらの有線プレイにも対応しているため、仮に残量が少なくなってもゲームを中断する必要はありません。

この2台で差はつかない

バッテリーと接続性において、X2 V2とXlite V3の間には文字どおりの差がありません。同じブランドの同世代製品として、内部設計のバッテリー管理と無線モジュールが共通化されているためです。どちらを選んでも、バッテリー面での後悔はありません。


ソフトウェア

Pulsar Fusion — 両機種共通の軽量ユーティリティ

X2 V2もXlite V3も、Pulsarの公式ソフトウェア「Pulsar Fusion」で設定を管理します。DPI調整(200〜26,000DPI、50DPI刻み)、ポーリングレート変更、ボタンリマッピング、LODキャリブレーションに対応しています。

Razer Synapseのようなマクロエディタや高度なライティング制御はありませんが、起動が速く、常駐時のシステムリソース消費が少ないのがメリットです。競技プレイヤーにとって必要な設定項目はすべて網羅されており、「設定したら消す」という使い方に最適化されています。

オンボードメモリに対応しているため、一度プロファイルを保存すればソフトウェアをアンインストールしても設定が維持されます。DPIを決めてLODを調整したら、あとはソフトウェアの存在を忘れて良い設計です。

両機種でソフトウェアが完全に共通のため、2台を並行利用する場合でも学習コストはゼロ。設定の移行や使い分けもスムーズです。


価格とコストパフォーマンス

Pulsar X2 V2 WirelessPulsar Xlite V3 Wireless
国内価格¥14,000¥12,800 ← ¥1,200安い
海外定価$89.99$89.99
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付属ソール標準PTFESuperglideガラスソール

日本市場ではXlite V3が¥1,200安く購入できます。さらにXlite V3にはSuperglideガラスソール(単品購入で約¥2,000相当)が標準付属しており、実質的な価格差はさらに拡大します。

ガラスソールはPTFEと比べて静止摩擦が低く、初動がスムーズです。PTFE特有の「動き出しの引っかかり」が軽減されるため、マイクロ補正時のコントロール精度が向上します。これを追加費用なしで手に入れられるXlite V3の付加価値は、コストパフォーマンスの観点で大きなアドバンテージです。

Razerのフラッグシップ(Viper V3 Pro: ¥26,000、DeathAdder V3 Pro: ¥22,000)と比較すると、Pulsarの両機種はセンサー性能とバッテリーで肩を並べつつ、価格は半額以下。¥12,800〜¥14,000でこのスペックが手に入ることが、Pulsarが日本のFPSプレイヤーから支持される最大の理由です。


こんな人におすすめ

Pulsar X2 V2 Wireless を選ぶべき人

Pulsar Xlite V3 Wireless を選ぶべき人

どちらも合わない場合


総合評価

Pulsar X2 V2 WirelessとXlite V3 Wirelessの比較は、ゲーミングマウス選びの本質を突いた対決です。センサー・スイッチ・バッテリー・接続方式がすべて同一である以上、「どちらの形状が自分の手とグリップスタイルに合うか」だけが判断基準になります。

X2 V2 Wireless(¥14,000)は、クロウグリップとつまみ持ちの専用機です。 121×60×38mmのコンパクトな左右対称ボディと52gの超軽量が、指先操作のダイレクト感とリフト操作の快適さを最大化します。Valorant・CS2のようにワンタップの精度が勝敗を分けるタイトルで、小さめの手のプレイヤーが最もパフォーマンスを引き出せるマウスです。

Xlite V3 Wireless(¥12,800)は、エルゴノミクスの万能選手です。 右手専用のエルゴ形状は手のひらを自然に包み込み、パームグリップからリラックスクロウまで幅広いスタイルに対応します。55gの軽量エルゴという希少な立ち位置に加え、Superglideガラスソール付属と¥1,200の価格優位が、コストパフォーマンスでの勝利を確実なものにしています。PBTライクコーティングの耐久性も長期使用を見据えた堅実な選択です。

万人に一台だけ勧めるなら、Xlite V3 Wireless。 ¥1,200安い本体価格、約¥2,000相当のSuperglideガラスソール付属、0.5ms低いクリックレイテンシ、そしてエルゴ形状の汎用性。数値で見えるすべての差がXlite V3に傾いています。ただし「クロウグリップ・つまみ持ちの左右対称が好き」「左利きである」という明確な理由がある場合は、X2 V2が唯一の正解です。

最終的には、自分の手で握ってみることが最善の判断材料になります。可能であれば家電量販店やPCショップの展示で両方を触り比べてみてください。それが難しければ、この記事のグリップ別推奨を参考に、自分のプレイスタイルから逆算した選択をおすすめします。

全スペック比較表

スペック Pulsar X2 V2 Wireless Pulsar Xlite V3 Wireless
重量 52 55
長さ 121 120.4
60 62.1
高さ 38 38.8
センサー PixArt PAW3395 PixArt PAW3395
最大DPI 26000 26000
ポーリングレート(最大) 1000 1000
ボタン数 5 5
接続方式 2.4GHzワイヤレス, 有線USB 2.4GHzワイヤレス, 有線USB
バッテリー持続時間 70 70
形状 左右対称 左右対称
RGB なし なし
ソール素材 PTFE PTFE
価格(税込) 14000 12800
発売年 2023 2023

✓ は客観的に比較可能な項目で優れている値を示します。

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