Glorious Model O Wireless vs Razer Viper V2 Pro

スペック比較・プロ使用状況

Glorious

Model O Wireless

  • 69 g 重量
  • BAMF センサー
  • ワイヤレス
  • ¥10,800
Amazonで購入
Razer

Viper V2 Pro

  • 58 g 重量
  • Focus Pro 30K センサー
  • ワイヤレス
  • ¥20,900
Amazonで購入
使用プロ: Chronicle, ImperialHal

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結論

予算を抑えつつFK型の操作感を手に入れたいならModel O Wireless。競技レベルのレスポンスと軽さを妥協なく追求するならViper V2 Pro。

評価項目 Glorious Model O Wireless Razer Viper V2 Pro
マイクロエイム(精密な微調整) ●●●○○ ●●●●●
フリック速度(大きな振り向き) ●●●○○ ●●●●●
トラッキング安定性(追いエイム) ●●●○○ ●●●●○
長時間の快適さ(3時間以上) ●●●○○ ●●●●○
操作の軽快さ(リフト&リポジション) ●●●○○ ●●●●●
コストパフォーマンス ●●●●● ●●●○○

あなたに合うのは?

初めてのワイヤレスゲーミングマウスが欲しいなら
→ Glorious Model O Wireless
¥10,800でFK型・ワイヤレス・69gが揃うModel O Wirelessは入門機として最適
Valorantやオーバーウォッチで上位ランクを目指すなら
→ Razer Viper V2 Pro
58gの軽さとFocus Pro 30Kセンサーの低遅延がフリックとマイクロアジャストの精度を底上げする
予算¥12,000以内でまとめたいなら
→ Glorious Model O Wireless
浮いた¥10,000でアートサン紫電改やVAXEE PAなど上質なマウスパッドに投資できる
4Kポーリングレートで将来にも備えたいなら
→ Razer Viper V2 Pro
別売りドングルで4Kポーリングに対応し、サブ2msのシステムレイテンシを実現可能
ハニカムシェルが苦手・ソリッド外装がいいなら
→ Razer Viper V2 Pro
Viper V2 Proはソリッドシェルでたわみゼロ、高級感のある手触り

この比較で分かること

Glorious Model O WirelessとRazer Viper V2 Proは、どちらもZowie FKシリーズの系譜に連なるロープロファイル左右対称マウスです。ターゲットユーザーも同じ — クロウグリップやつまみ持ちでFPSをプレイする人。しかし価格帯は大きく異なります。Model O Wirelessは¥10,800、Viper V2 Proは¥20,900。約2倍の価格差です。

この¥10,100の差で何が変わるのか。結論から言えば、センサー性能・重量・ビルド品質・ワイヤレス遅延のすべてでViper V2 Proが上回ります。しかしModel O Wirelessが「劣るマウス」かというと、そうではありません。価格帯を考えれば驚くほど高い完成度を持っており、多くのプレイヤーにとって十分すぎる性能を提供します。

この記事では「スペック表の優劣」だけでなく、その差がどの場面で実感できるのかを具体的に掘り下げます。


クイック比較表

カテゴリ勝者理由
重量Viper V2 Pro58g vs 69g — 11gの明確な差
形状引き分けどちらもFK型ロープロファイル左右対称
センサーViper V2 ProFocus Pro 30K(750 IPS)vs BAMF(400 IPS)
クリック遅延Viper V2 Pro約1.5ms vs 約2.5ms
バッテリーViper V2 Pro80時間 vs 71時間
ビルド品質Viper V2 Proソリッドシェル vs ハニカムシェル
価格Model O Wireless¥10,800 vs ¥20,900 — ほぼ半額
総合おすすめコスパならModel O、競技ならViper V2 Pro

形状とエルゴノミクス

Model O Wireless — FK1の遺伝子を忠実に再現

サイズは128.0 x 66.0 x 37.5mm、重量69g。FK1の形状を忠実に踏襲した低いハンプが中央からやや後方に位置し、手のひらとの接触面積を抑えたフラットなプロファイルが特徴です。幅66.0mmはこのカテゴリとしてはやや広めで、手のひらの側面にゆとりを感じます。

ハニカムシェルは好みが分かれるポイントです。通気性は抜群で、夏場の汗ばむ手でもべたつきにくい。反面、穴のテクスチャが肌に当たる感触を不快に感じる人もいます。Gloriousはグリップテープを同梱しており、ハニカムが合わない場合のフォローも考慮されています。

Viper V2 Pro — FK型をRazer流にリファイン

サイズは126.7 x 57.6 x 37.8mm、重量58g。Model O Wirelessと比較すると、長さは1.3mm短く、幅は8.4mm狭い。この幅の差は実際に握ると明確に感じます。Viper V2 Proの方が「指で挟む」感覚が強く、クロウグリップでのホールド感が高い。

ソリッドシェルは均一なテクスチャで手のひらに対する接触感が安定しており、強く握り込んでもシェルがたわむことがありません。サイドの微妙なくぼみが親指と薬指の自然なポジションを作り出しています。

グリップ別の相性

パームグリップ(手の長さ18〜20cm): どちらも推奨しません。ロープロファイルで平坦な形状は手のひらを預けきれません。Model O Wirelessの方が幅66.0mmと広いため、わずかに接触面積は多いですが、パームグリップならDeathAdder V3 ProやXlite V3を検討すべきです。

クロウグリップ(手の長さ17〜19.5cm): Viper V2 Proが有利。幅57.6mmの狭いボディは指の第一関節でしっかりホールドでき、58gの軽さがマイクロアジャストメントの速度を上げます。Model O Wirelessもクロウグリップで使えますが、幅広のボディで挟み込みが甘くなりやすく、ハニカムシェルの感触がグリップ圧の強い場面で気になることがあります。

つまみ持ち(手の長さ16.5〜19cm): Viper V2 Proが明確に優位。58gは指先だけで操作しても抵抗感がほぼなく、コンパクトな寸法が指先の操作領域にちょうど収まります。Model O Wirelessの69gはつまみ持ちとしてはやや重い部類に入り、長時間のセッションで指の疲労を感じやすくなります。

形状の結論: FK型が好きならどちらも合格ラインですが、Viper V2 Proはコンパクト・軽量・ソリッドシェルの三拍子で、クロウ・つまみ持ちのプレイヤーに最適化されたリファイン版です。


センサーとトラッキング性能

Viper V2 Pro — Focus Pro 30K

Razer Focus Pro 30Kは、最大30,000DPI・750IPSトラッキング速度・70g加速度対応のフラッグシップセンサーです。Smart Tracking機能がマウスパッド表面の微細な凹凸を自動補正し、サーフェスを変えてもトラッキングの一貫性を維持します。

リフトオフディスタンス(LOD)はソフトウェアで調整可能。最短約1mmまで設定でき、これはゲーミングマウスの中でも最も低い水準です。リフト&リポジションを頻繁に行うFPSプレイヤーにとって、持ち上げた瞬間にカーソルが動かなくなるこのLODの低さは明確なアドバンテージです。

モーションレイテンシは1000Hzポーリングで約4ms。別売りのHyperPollingドングルを使えば4000Hzポーリングに対応し、システムレイテンシをサブ2msに押し下げることが可能です。

Model O Wireless — BAMF

Glorious BAMFセンサーは、最大19,000DPI・400IPSトラッキング速度・40g加速度対応。登場時はミッドレンジとして高い評価を受けたセンサーで、競技で主流の400〜1600DPI帯では安定したトラッキングを提供します。

LODは約2mmで固定。Focus Pro 30Kの調整可能な1mmと比べると倍の高さです。リフト操作時に意図しないカーソル移動が発生しやすく、ローセンシで頻繁にリフトするプレイヤーはストレスを感じる場面があるかもしれません。

モーションレイテンシは1000Hzポーリングで約6〜7ms。4Kポーリングには非対応です。

実戦での差

日常的な400〜1600DPIの範囲で普通のマウスパッドを使う限り、どちらのセンサーもスピンアウトやトラッキング異常は発生しません。両方とも競技水準をクリアしています。

差が出るのは以下の場面です:

ランクマッチをカジュアルに楽しむ層にはBAMFで十分。Immortal以上やFACEIT Level 8+の競技志向プレイヤーにはFocus Pro 30Kの余裕が安心材料になります。


ビルド品質とスイッチ

Viper V2 Pro — 隙のないフラッグシップ品質

ソリッドシェルはたわみ・きしみ・ガタつきが一切ありません。58gという軽さにもかかわらず、構造的な妥協が感じられない堅牢さです。Razer Optical Gen-3スイッチは赤外線遮断方式の光学スイッチで、プリトラベルが極めて少なく、シャープな打鍵感を実現しています。金属接点を持たないため、経年劣化によるチャタリング(ダブルクリック)が原理的に発生しません。

サイドボタンは適度な硬さでぐらつきが少なく、誤操作しにくい設計。スクロールホイールはステップ感が明確で、ゲーム中の武器切り替えでも確実に1段ずつ送れます。

Model O Wireless — 価格なりの妥協点あり

ハニカムシェルは軽量化に貢献していますが、側面を強く握ると若干のたわみが感じられます。競技中にパフォーマンスに影響するほどではないものの、手に伝わる「安っぽさ」は否めません。Omronベースのメカニカルスイッチは標準的なクリック感で、Razerの光学スイッチと比べるとプリトラベルがやや大きい。長期使用でのダブルクリック問題はOmronスイッチの宿命的な弱点ですが、近年のバッチでは改善されています。

サイドボタンはViper V2 Proと比べると押し心地が柔らかく、やや曖昧な感触。スクロールホイールは実用上問題ないものの、段の明確さはViper V2 Proに劣ります。

ビルド品質の結論

¥10,800のマウスとして見れば、Model O Wirelessの品質は立派です。しかし¥20,900のViper V2 Proと直接比較すると、価格差なりの差は確実に存在します。特にクリックフィールとシェルの剛性感は、手に取った瞬間に分かるレベルの違いです。


ワイヤレスとバッテリー

両機とも2.4GHzワイヤレスドングルによる低遅延接続を採用しています。Bluetooth接続はどちらも非搭載で、ゲーミング用途に特化した設計です。

バッテリー持続時間

どちらもUSB-Cで充電可能で、充電しながらの有線使用にも対応しています。80時間と71時間の差は実用上ほぼ誤差の範囲で、週に1回の充電で十分に持つ水準です。

ワイヤレス遅延

Razer HyperSpeed Wirelessはプロシーンで最も実績のあるワイヤレスプロトコルの一つです。サブ1msのワイヤレスレイテンシは有線接続と遜色なく、LANイベントでもワイヤレスのまま使用するプロ選手が多数います。

Model O Wirelessのワイヤレス実装も十分に高速ですが、精密な計測ではRazerより1〜2ms程度遅い結果が出ています。体感で違いを感じるプレイヤーはごく一部ですが、「最速であること」に価値を置くなら、Viper V2 Proが確実です。


ソフトウェアとカスタマイズ

Razer Synapse(Viper V2 Pro)

DPIステージの詳細設定(200〜30,000DPI、1DPI刻み)、リフトオフディスタンスの調整、サーフェスキャリブレーション、ポーリングレート変更、ボタンリマッピング、マクロ記録、そしてオンボードメモリへの最大5プロファイル保存。設定項目は豊富で、自分のプレイスタイルに合わせて細かく追い込める環境が整っています。

ソフトウェア自体はやや重い部類に入りますが、設定を完了してオンボードメモリに保存すれば、以降はSynapseを起動する必要はありません。

Glorious Core(Model O Wireless)

DPIステージの設定、ボタンリマッピング、RGB照明の制御、マクロ設定など、必要な機能は一通り揃っています。Synapseと比べると軽量でシンプルな設計で、直感的に操作できます。こちらもオンボードメモリに保存可能なので、設定後はソフトウェア不要です。

大きな違いはLODの調整です。Viper V2 ProはSynapseからLODを自在に変更できますが、Model O WirelessはGlorious CoreにLOD調整機能がありません。LODの高さが気になるプレイヤーにとっては、これが無視できない差になります。


プロ選手の採用状況

Viper V2 Proを使うプロ選手

Razer Viper V2 Proは、FPSプロシーンで最も採用率の高いマウスの一つです。Apex LegendsのImperialHal、ValorantのChronicleなど、ジャンルを超えた幅広いプロ選手がメインマウスとして使用しています。FK型の汎用性とRazerの信頼性が、大会というプレッシャーのかかる環境で選ばれる理由です。

Model O Wirelessを使うプロ選手

プロシーンでの採用率はViper V2 Proと比べると控えめです。Gloriousのマウスは配信者やコンテンツクリエイターに人気がありますが、LAN大会のメインデバイスとしてModel O Wirelessを選ぶトッププロは多くありません。これは性能の問題というよりも、Razerがプロチームへのスポンサーシップで先行していることが大きな要因です。

ただし、プロの採用率は個人の購入判断においてそこまで重要ではありません。プロは自分の手のサイズ・グリップスタイル・慣れに基づいてマウスを選んでおり、「プロが使っている=あなたに合う」とは限りません。


価格と入手性

Model O WirelessViper V2 Pro
国内価格¥10,800¥20,900
購入先Amazon JP・公式サイトAmazon JP・家電量販店
在庫状況安定して購入可能安定して購入可能
セール時¥8,000〜¥9,000台¥15,000〜¥18,000台
保証2年間2年間

価格差は¥10,100。この差額が「11g軽い重量」「上位センサー」「ソリッドシェル」「低LOD」「高速ワイヤレス」の合計対価です。

Model O Wirelessの¥10,800という価格設定は、ワイヤレスゲーミングマウス市場において破格のコスパです。FK型の形状、BAMFセンサー、69gの重量、71時間のバッテリー — この内容が1万円台前半で手に入る。性能に対する満足度という意味では、Model O Wirelessの方が「お得感」を強く感じるでしょう。

一方でViper V2 Proは¥20,900でフラッグシップの全部入り。セール時に¥15,000台まで落ちることもあり、そのタイミングで購入できれば価格差は大幅に縮まります。


どちらを選ぶべきか

Glorious Model O Wireless を選ぶべき人

Razer Viper V2 Pro を選ぶべき人

どちらも合わない場合


まとめ

Viper V2 ProはほぼすべてのスペックでModel O Wirelessを上回ります。 重量、センサー、ワイヤレス遅延、ビルド品質、LOD — 測定可能な項目でViper V2 Proが負ける要素はありません。「最高のFK型ワイヤレスマウスはどちらか」と問われれば、答えはViper V2 Proで揺るぎません。

しかしModel O Wirelessは、Viper V2 Proの約半額で性能の8割以上をカバーしています。 BAMFセンサーは競技水準を満たしており、69gは十分に軽量で、71時間のバッテリーは長持ちです。「あと1msの遅延を削る」「あと11gを軽くする」ことに¥10,100を払う価値があるかどうかは、あなたのプレイレベルとこだわりによります。

多くのプレイヤーにとっての賢い選択はModel O Wireless + 上質なマウスパッドの組み合わせです。¥10,800のマウスに¥5,000のマウスパッドを合わせても、Viper V2 Pro単体より安く済みます。そしてマウスパッドの違いは、マウスの微細なスペック差よりも体感に大きく影響します。

一方で、1msの差を体で感じ取れるレベルのプレイヤー — あるいは道具に一切の妥協をしたくないプレイヤーにとって、Viper V2 ProはFK型ワイヤレスマウスの最高峰です。58g、Focus Pro 30K、光学スイッチ、HyperSpeed Wireless。この組み合わせを超えるFK型マウスは、2026年3月時点でほとんど存在しません。


予算を抑えたい場合の代替候補

方向性代替候補価格帯
FK型・超軽量Pulsar X2 V2 Wireless(52g)約¥13,000
FK型・ミドルレンジEndgame Gear OP1 8K(55g)約¥12,000
エルゴノミック・フラッグシップRazer DeathAdder V3 Pro(64g)約¥20,900
エルゴノミック・コスパPulsar Xlite V3 Wireless(55g)約¥13,000

全スペック比較表

スペック Glorious Model O Wireless Razer Viper V2 Pro
重量 69 58
長さ 128 126.7
66 57.6
高さ 37.5 37.8
センサー BAMF Focus Pro 30K
最大DPI 19000 30000
ポーリングレート(最大) 1000 1000
ボタン数 6 5
接続方式 2.4GHzワイヤレス, 有線USB 2.4GHzワイヤレス
バッテリー持続時間 71 80
形状 左右対称 左右対称
RGB あり なし
ソール素材 PTFE PTFE
価格(税込) 10800 20900
発売年 2021 2022

✓ は客観的に比較可能な項目で優れている値を示します。

プロ選手の使用状況

Model O Wireless ユーザー(0人)

追跡中のプロ選手はいません。

Viper V2 Pro ユーザー(2人)