Finalmouse Starlight-12 Poseidon vs Zowie EC2-C
スペック比較・プロ使用状況
最終更新: 2026年3月22日
Starlight-12 Poseidon
- 42 g 重量
- PixArt PAW3370 センサー
- ワイヤレス
- $189.99
※Amazonアソシエイトリンクを含みます。適格購入により収入を得る場合があります。
結論
つまみ持ち・クロウグリップで42gの操作感を体験したいなら、予算と入手のハードルを越える価値があるStarlight-12。パームグリップで長年実績のあるエルゴ形状を確実に手に入れたいなら、¥9,500で完結するEC2-Cが圧倒的なコスパ。
| 評価項目 | Finalmouse Starlight-12 Poseidon | Zowie EC2-C |
|---|---|---|
| マイクロエイム(精密な微調整) | ●●●●● ✓ | ●●●○○ |
| フリック速度(大きな振り向き) | ●●●●● ✓ | ●●●○○ |
| トラッキング安定性(追いエイム) | ●●●○○ | ●●●●● ✓ |
| 長時間の快適さ(3時間以上) | ●●○○○ | ●●●●● ✓ |
| 操作の軽快さ(リフト&リポジション) | ●●●●● ✓ | ●●●○○ |
| コストパフォーマンス | ●○○○○ | ●●●●● ✓ |
あなたに合うのは?
この比較で分かること
Finalmouse Starlight-12とZowie EC2-Cは、ゲーミングマウスの世界で最も価値観の異なる2台と言っても過言ではありません。一方は¥30,000〜50,000(並行輸入)のマグネシウム合金製42gワイヤレスマウスで、素材と軽量化の限界に挑んだ限定品。もう一方は¥9,500で常時入手できる73gの有線エルゴノミックマウスで、15年以上FPSシーンで実績を積み上げてきた定番機です。
価格差は3〜5倍。重量差は31g。接続方式も真逆。にもかかわらず、どちらも「競技用トップクラスのマウス」として現役プロ選手が選んでいます。
この記事では、スペックの数字比較だけでなく、あなたのグリップスタイル・プレイスタイル・価値観にどちらが合うかを具体的に解説します。「高ければ良い」でも「安ければコスパが高い」でもなく、自分に正しい一台を選ぶための判断材料を提供します。
クイック比較表
| カテゴリ | Finalmouse Starlight-12 | Zowie EC2-C |
|---|---|---|
| 重量 | 42g | 73g |
| サイズ | 116×57×38mm | 122.2×64.2×42.8mm |
| 形状 | 小型・左右対称 | 中型・エルゴ右手用 |
| センサー | PixArt PAW3370 | PixArt PMW3360 |
| 接続 | 2.4GHzワイヤレス | 有線のみ |
| バッテリー | 約160時間 | — |
| シェル素材 | マグネシウム合金 | ソリッドプラスチック |
| スイッチ | Kailh GM 8.0 | Huano(ブルーシェル) |
| ソフトウェア | 最小限ファームウェア | 不要(ドライバレス) |
| 価格 | 約¥30,000〜50,000(並行輸入) | ¥9,500 |
| 入手性 | 限定販売・時期による | 常時購入可能 |
31gの重量差と約3〜5倍の価格差が、この比較の核心です。数字の差が体感の差に直結するかどうかは、あなたのグリップスタイルと何を求めるかによって変わります。
形状・エルゴノミクス詳細
Finalmouse Starlight-12 — 小型左右対称、つまみ持ち特化設計
Starlight-12のサイズは116×57×38mm。同価格帯のプレミアムワイヤレスマウスと比較しても明らかにコンパクトで、「12」という型番は小型サイズを示すモデル区分です(Medium「M」、Twilight「TW」など複数のバリエーションが存在)。
形状はシンプルで主張のない左右対称シルエット。前方から後方にかけて緩やかに高さが増すプロファイルで、ハンプ(最高点)は中後方にあります。側面は薄く、サムグリップの指が当たる部分も特段のくぼみや張り出しはありません。Finalmouseの設計思想は「余計な形を排除して、握り方をプレイヤー自身に委ねる」ものです。
マグネシウム合金の表面仕上げは金属らしい冷たい質感とシルバーのマットな光沢があります。プラスチックとも木材とも異なるこの触感は、使い始めた瞬間に「普通のマウスではない」と認識させる独特のものです。ただし金属面は汗をかくと滑りやすく、グリップテープ(サードパーティのKontrolFreek Grip Tapeなど)を貼るユーザーが多いです。
手のサイズの目安: 手の長さ17〜19cm(小〜中サイズ)が最もフィットしやすい範囲。19cm以上になるとマウス後部が手のひらに届かず、持ち方が不安定になる場合があります。
グリップ別の相性(Starlight-12)
つまみ持ち(フィンガーティップグリップ): ◎ Starlight-12の最も適合するグリップです。42gという重量は、指先だけで支えても慣性をほぼ感じないレベル。フリックの始動から停止まで、指の動きがそのまま画面上の照準に反映される感覚は他のマウスでは体験しにくいものです。マイクロアジャストメント(ミリ単位の微調整)も抵抗が少ないため、精密なエイムに有利です。
クロウグリップ: ○ 指を立てて指先とマウスボタンを接触させるアグレッシブなクロウグリップとも相性が良いです。ただし手の長さが19cm以上の場合、ハンプが低すぎて手のひら後部が宙に浮く感覚になることがあります。小〜中サイズの手ならクロウグリップでも十分快適に使えます。
かぶせ持ち(パームグリップ): × Starlight-12での使用は推奨しません。116mmの全長では、手のひら全体がマウスに接触する前に指先が前縁を超えてしまいます。無理にかぶせると、手首の角度が不自然になり疲労の原因になります。
Zowie EC2-C — 右手用エルゴ、パームグリップの教科書
Zowie EC2-Cのサイズは122.2×64.2×42.8mm。中型サイズで右手専用設計です。EC(エルゴノミクスクロウ)という型名が示す通り、右手の解剖学的な形状に合わせて細部が設計されています。
形状の特徴は三点あります。第一に、マウス中央〜後方に位置するハンプ(高さ42.8mmの頂点)が手のひらの「お肉」部分(母指球周辺)を自然に支えます。第二に、左側面(親指側)の張り出しが少なく、親指がマウスパッドに近い位置で自然に休める設計になっています。第三に、右側面(薬指・小指側)は緩やかに内側に絞り込まれ、薬指と小指をホールドするくぼみを形成しています。
この形状は2010年代初頭のEC2 eVoから基本設計が変わっておらず、変わっていないこと自体が「正解だった」ことの証明です。EC2-Cでの主な改良は外部コーティングの改善と73gへの軽量化で、形状の本質は先代を継承しています。
手のサイズの目安: 手の長さ18〜21cm(中〜大サイズ)がフィットしやすい。17cm以下の小さな手では後方のハンプが遠くなり、持ち方が不安定になることがあります。
グリップ別の相性(EC2-C)
かぶせ持ち(パームグリップ): ◎ EC2-Cの真骨頂です。手のひら全体がマウスに乗り、前腕からの力が自然に伝わる状態が作れます。パームグリップの特性である「大きな筋肉(前腕・上腕)でマウスを動かす安定性」と、EC形状の「手を置くだけで毎回同じポジションが決まる再現性」が組み合わさると、長時間の連続プレイでも疲労が最小限に抑えられます。
クロウグリップ: ○ 後方のハンプを支点に指を立てるクロウグリップにも対応します。ただしFK型(Glorious Model O等)のような低背設計と比較すると、指が立てにくく感じる場合があります。手の長さが19〜20cm程度でクロウグリップを使うプレイヤーに特に適合しやすいです。
つまみ持ち: × 42.8mmというエルゴ形状の高さは、指先だけで保持しようとすると手が不自然な緊張状態になります。EC形状はつまみ持ちには設計されていないため、このグリップを使うプレイヤーにはEC2-Cは向きません。
センサー・トラッキング性能
Starlight-12 — PixArt PAW3370
Finalmouseが採用しているPixArt PAW3370は、登場当時(2020年頃)のフラッグシップクラスセンサーです。最大3,200 DPIという公称値は数値上は低く見えますが、競技プレイヤーが実際に使用する400〜1600 DPIの範囲では、トラッキング精度に一切妥協がありません。スムージング・加速・予測補正のいずれもかかっておらず、マウスの動きがそのままカーソルに反映されるクリーンな挙動が特徴です。
クリックレイテンシは実測で約2msとされており、ワイヤレス接続時の遅延も含めた総合的な入力レスポンスは競技水準を満たしています。
EC2-C — PixArt PMW3360
PixArt PMW3360は2016年に登場して以降、「これで十分すぎる」として長く競技シーンで標準的に使われてきたセンサーです。Zowieの公称DPIは400/800/1600/3200の4段階固定。トラッキング速度250 IPS、加速度50Gという仕様は現在の最高峰センサーより劣りますが、400〜800 DPIで標準的にプレイするFPSプレイヤーには事実上まったく影響しません。
レイテンシは約3msで、有線接続の安定性と合わせて「100%確実に動作する」という信頼性が最大の強みです。
実戦での差
400〜1600 DPIで使用する限り、両センサーとも競技レベルで完璧なトラッキングを提供します。PAW3370がPMW3360を上回るシナリオは、非常に高いセンシ設定での超高速マウス移動か、特殊なサーフェス(ガラスパッドや布以外の素材)でのプレイ時に限られます。標準的なクロスのマウスパッドで400〜800 DPIを使う一般的なプレイヤーには、センサーの差がエイムに影響することはほぼありません。
「センサーが良いから有利」という考え方は、このクラスのマウスには当てはまりません。形状・重量・グリップの適合が、センサースペックよりはるかに大きなパフォーマンス要因です。
ビルド品質・スイッチ
Starlight-12 — マグネシウム合金シェルの革新
Starlight-12のシェルに使われるマグネシウム合金は、アルミニウムより約35%軽量でありながら同等の剛性を持つ素材です。ハニカム(穴あき)構造に頼らずに42gを実現しているのは、この素材選択によるものです。ソリッドシェルのまま42gというのは、同重量帯の他マウスがほぼハニカム構造に依存していることを考えると、素材工学上の明確な差別化です。
実際に握ると、シェルの剛性感は抜群で軋みやたわみはゼロ。42gという重量から想像する「フラジルな薄さ」はなく、むしろ金属素材ならではのがっしりした安心感があります。
ただしリスクもあります。硬い床へのドロップ時、プラスチックのようにしなって衝撃を吸収する構造ではないため、ヒビや凹みが入りやすい素材特性があります。¥30,000以上のマウスと考えると、日常的な取り扱いには注意が必要です。
スイッチはKailh GM 8.0(8,000万回耐久)。プリトラベルが少なくシャープなクリック感で、タップ撃ちやバーストを多用するプレイヤーから高い評価を受けています。左右ボタンのクリック感のばらつきが少ない点も、長期使用での一貫性という意味で重要です。
EC2-C — ソリッドシェルの堅牢性と伝統コーティング
EC2-Cのソリッドプラスチックシェルは、内部のリブ構造で剛性を確保した設計です。全体重量73gはシェルの肉厚がある証で、どこを押してもたわみや軋みが一切ない質実剛健な作りです。
Zowie伝統のマットコーティングは業界でも特に評価が高く、手汗が多いプレイヤーでもグリップ力が落ちにくいのが特徴です。むしろ使い込むほど手の形に馴染んで、グリップ感が増すという声もあります。
スイッチはHuano製(ブルーシェル・ホワイトドット)。Kailh GM 8.0と比較するとクリックに必要な力が強く、ストロークも深めです。「カチッ」という明確なフィードバックで誤クリックが起きにくく、CS2のようにワンクリックの正確性が求められるタイトルでこの確実性を好むプレイヤーは少なくありません。
5年・10年と使い続けているEC系ユーザーが多いことが示す通り、Zowieの耐久性はクラス随一です。シェルの変形・スイッチのチャタリング・コーティングの剥がれなど、経年劣化の報告がライバル製品と比べて少ない実績があります。
バッテリー・ワイヤレス接続(有線 vs ワイヤレス)
Starlight-12 — ワイヤレスのメリットを最大化
Starlight-12は2.4GHzワイヤレスドングルで接続します。バッテリー持続時間は約160時間(公称値)で、これは42gのボディサイズに搭載されたバッテリーとしては驚異的な数値です。毎日5時間プレイしても約32日間持続する計算になります。
ワイヤレス接続時のレイテンシは競技水準で、Finalmouseはサブ1msを主張しています(実測データの公開は限定的ですが、実戦での不満報告はほぼありません)。充電はUSB-C対応。
42gのワイヤレスマウスが生み出す操作感は、有線マウスとも重いワイヤレスマウスとも異なる独特のものです。ケーブルの重さも抵抗もなく、マウス自体もほぼ質量を感じない状態で操作すると、照準の動きが「マウスを動かしている」という感覚から「照準を意思で動かしている」に近くなる感覚を覚えるプレイヤーがいます。これは誇張ではなく、重量と抵抗の消滅が生み出す実際の体験です。
EC2-C — 有線の確実性
EC2-Cは有線のみ。充電不要で、接続が切れる心配がゼロです。バッテリー残量を気にしながらプレイする必要がなく、大会やオフライン環境での使用でもUSBを挿せばすぐ動く確実性は有線の最大の強みです。
編み込みケーブルは旧モデルのゴム被覆ケーブルから改善されており、柔軟性が増しています。マウスバンジーと組み合わせればケーブルの存在感は大幅に軽減されます。さらに一歩進めたい場合、サードパーティのパラコードケーブルに交換するユーザーも多く、この方法でケーブルドラッグをほぼゼロにすることも可能です。
有線 vs ワイヤレスの結論
2024年以降、競技水準のワイヤレス接続と有線の実質的なパフォーマンス差はほぼゼロになっています。Starlight-12のワイヤレスは競技での使用に問題がありません。一方でEC2-Cの有線は「絶対に途切れない」という精神的な安心感を提供します。どちらを選ぶかは、ケーブルフリーの操作感 vs 充電不要の確実性、というトレードオフです。
ソフトウェア・カスタマイズ
Starlight-12 — 最小限ファームウェア
Finalmouseのソフトウェアサポートは最小限です。DPI変更・ポーリングレート切替・ファームウェア更新という基本機能のみを提供するツールが存在しますが、Razer SynapseやSteelSeries GGのような多機能な設定環境はありません。
これはFinalmouseの意図的な設計哲学です。「ハードウェアで完結させる、ソフトウェアに依存しない」という方針は、大会環境での使用に適しています。設定を一度決めたら変えない、あるいはゲーム内設定だけで調整するタイプのプレイヤーには十分な環境です。
EC2-C — ドライバレス・プラグアンドプレイ
EC2-Cにはソフトウェアが存在しません。DPI切替(400/800/1600/3200)は本体底面のボタンで行い、ポーリングレート(125/500/1000Hz)も底面のスイッチで設定します。PC起動時に何か追加インストールする必要はなく、どのPCに挿しても即座に動作します。
Zowieがこの設計を継続しているのは、プロ選手が求める「大会のどんなPCでも確実に動く」という要件を最重要視しているからです。ドライバの競合・ソフトウェアの誤動作・設定の消失といったリスクがゼロで、これが大会でZowieを選ぶプロ選手の最大の理由の一つです。
DPIの中間値(600や1200など)を設定できないのは制約ですが、eDPI(実効DPI = DPI × ゲーム内感度)で計算すれば、ゲーム内感度の調整で任意のeDPIは実現可能です。
価格・コストパフォーマンス(JPY)
Finalmouse Starlight-12
Finalmouseは限定販売モデルです。公式サイトでの販売価格は$190前後(USD)ですが、日本国内では並行輸入品が主流で、購入タイミングによって約¥30,000〜50,000の幅があります。発売直後は定価に近い価格で購入できますが、売り切れ後の中古市場では定価を大幅に上回る価格がつくことも珍しくありません。
また国内正規保証がないため、故障時のサポートは自己解決か並行輸入元のサポートに限られます。
Zowie EC2-C
EC2-Cは**¥9,500**でAmazon JP・ヨドバシカメラ・ビックカメラ等で常時購入可能です。在庫切れになることはほぼなく、今すぐ注文すれば数日以内に届きます。BenQ公認の国内正規保証もあり、故障時のサポートも安心です。
価格差を正直に評価する
| Starlight-12 | EC2-C | |
|---|---|---|
| 価格 | 約¥30,000〜50,000 | ¥9,500 |
| 購入方法 | 並行輸入・中古市場 | Amazon JP・家電量販店 |
| 在庫 | 不安定(入手困難期あり) | 常時購入可能 |
| 国内保証 | なし(並行輸入) | あり(BenQ正規) |
競技パフォーマンスの観点では、EC2-Cは¥9,500でStarlight-12に匹敵するトラッキング性能を提供します。Starlight-12が提供する追加価値は主に「31g軽い重量」と「ワイヤレスの自由度」と「マグネシウム合金の触感と希少性」です。
¥20,000〜40,000の差額をこれらの価値に払えるか。これはパフォーマンスの問題ではなく、価値観の問題です。極限の軽量感を体験したいマウス愛好家・TenZやyayへのリスペクトが動機の一つにあるプレイヤー・プレミアム素材に価値を感じる人にとって、Starlight-12はその価格を正当化できます。純粋に「競技で勝ちたい」という動機だけであれば、EC2-Cの¥9,500は最も費用対効果の高い投資の一つです。
プロシーンでの採用状況
Starlight-12を使用するプロ選手
TenZ(Team Liquid / Valorant)はFinalmouseの最も著名なユーザーです。Valorantシーン黎明期からFinalmouseを愛用し、その超軽量な操作感がスタイルとマッチしていることを公言しています。世界で最も閲覧されるプロゲーマーの一人であるTenZが使い続けていることが、Starlight-12の知名度を大幅に高めました。
yay(元NRG / 現在フリーエージェント / Valorant)もStarlight-12の使用実績があります。高いエイム精度を誇るyayのプレイスタイルと、42gの操作感の関係を指摘するアナリストは多いです。
両者に共通するのは、つまみ持ちに近いフィンガーコントロールとフリック中心のアグレッシブなエイムスタイルです。このプレイスタイルとStarlight-12の超軽量・小型形状の相性が示唆するように、Finalmouseが強みを発揮するのはフリック志向のつまみ持ち・クロウグリッパーです。
EC系を使用するプロ選手
device(Astralis / CS2)はEC形状の長年の愛用者として知られます。デビュー時からEC系を使い続け、CS2においてもEC形状をベースにしたマウスを選択しています。世界的なアワード受賞経験を持つdeviceの安定したパーフォーマンスは、EC形状のパームグリップとトラッキング重視のプレイスタイルとの親和性を体現しています。
Hakis(NaVi / CS2)もEC系ユーザーです。EC形状の再現性の高い持ち方が、プロ選手が1日何時間もプレイし続ける環境での疲労軽減に貢献しているとコメントしています。
EC形状愛用プロの共通点は、パームグリップでの安定したトラッキングを重視するプレイスタイルです。大きな腕の動きで照準を追い続ける「追いエイム」に特化した持ち方と形状の組み合わせは、チームゲームでの組織的な立ち回りと親和性が高い傾向があります。
気になるポイント・注意点
Starlight-12の注意点
入手困難と価格の不安定さ: Finalmouseの最大の問題は入手性です。販売開始後に短期間で売り切れることが多く、次の販売時期も不定期です。「欲しいと思ったときに買えない」という状況が頻繁に発生します。
並行輸入リスク: 日本国内では並行輸入品が主流なため、正規保証が使えません。初期不良があっても交換対応が困難な場合があります。
落下への脆弱性: マグネシウム合金はプラスチックのような衝撃吸収性がないため、硬い床への落下でヒビや凹みが入るリスクがあります。
汗でのグリップ低下: 金属面は汗をかくと滑りやすくなります。対策としてグリップテープを貼るユーザーが多いですが、これは追加費用と手間です。
センサー仕様の情報不足: 一部のセンサー仕様はFinalmouseが公開していない情報があり、競合製品と詳細な比較がしにくい面があります。
EC2-CのDPIと仕様制約
DPI固定値のみ: 400/800/1600/3200の4段階のみで中間値を設定できません。eDPIを細かく合わせたい場合、ゲーム内感度での調整が必要です。
ワイヤレス非対応: ケーブルドラッグが気になるプレイヤーは、マウスバンジーやケーブル交換への追加投資が必要になる場合があります。
左手での使用不可: 右手専用エルゴ形状のため、左利きのプレイヤーや左手でゲームをするプレイヤーは使用できません。
センサーが旧世代: PMW3360は実用上問題ありませんが、仕様上は現行フラッグシップセンサーより劣ります。超高センシや特殊サーフェスでの使用には注意が必要です。
最終評価・おすすめユーザー
Finalmouse Starlight-12 を選ぶべき人
- つまみ持ち・アグレッシブなクロウグリップで、指先だけで操作することを最優先する
- 手の長さが17〜19cmの小〜中サイズ
- ワイヤレスの自由度と42gの慣性ゼロ感覚を同時に手に入れたい
- ¥30,000〜50,000の予算があり、入手の手間を許容できる
- TenZ・yayが体現するフリック主体のアグレッシブなValorant・CS2スタイルを目指している
- マグネシウム合金というプレミアム素材の触感と希少性に価値を感じる
- 「世界で最も軽いゲーミングマウスの一つ」を持つことに意味を見出すマウス愛好家
Zowie EC2-C を選ぶべき人
- かぶせ持ち(パームグリップ)またはリラックスしたクロウグリップを使う
- 手の長さが18〜21cmの中〜大サイズ
- 3〜5時間の長時間プレイで手の疲れを最小限にしたい
- device・Hakisが体現する安定したトラッキング重視のCS2スタイルで戦う
- ¥9,500で確実に今日買えて、明日から使える製品が欲しい
- ドライバレスでどのPCでも即座に動作する確実性を信頼する
- マウスへの予算を最小限に抑えて、PCや周辺機器への投資を優先したい
- 長く使い続けられる実績とビルド品質を重視する
迷った場合のフローチャート
まずグリップを確認する。手のひら全体がマウスに密着するならパームグリップ → EC2-C。指を立てて指先中心で操作するならクロウ/つまみ持ち → 次のステップへ。
次に手のサイズを測る。手の長さが17〜19cmならStarlight-12が候補に入る。19cm超ならEC2-Cのほうが適合しやすい。
最後に予算と入手性を確認する。¥30,000〜50,000を出せて入手の手間を許容できるならStarlight-12を検討。¥9,500で確実に今すぐ欲しいならEC2-Cで迷いはない。
まとめ
Finalmouse Starlight-12は、ゲーミングマウスの設計において素材工学と軽量化の可能性を極めた1台です。マグネシウム合金ソリッドシェルで42gを実現するアプローチは他に類がなく、42gのワイヤレスマウスを持った瞬間の体験は一度きりで印象に残るものです。TenZとyayという世界トップクラスのプレイヤーが愛用する実績は、このマウスの競技水準を証明しています。
Zowie EC2-Cは、10年以上変わらない形状を使い続けることができる製品です。¥9,500でPixArt PMW3360・Huanoスイッチ・Zowie伝統コーティング・ドライバレス動作・EC形状エルゴが一つにまとまっています。deviceやHakisが長年使い続ける理由は、スペックではなく「手が正しい位置に収まる形の完成度」にあります。
価格差は3〜5倍。しかし競技パフォーマンスの差はほぼゼロです。選択の基準は「どちらが優れているか」ではなく、あなたのグリップ・手のサイズ・プレイスタイル・価値観にどちらが合うかという一点に尽きます。
42gの軽さとワイヤレスの自由度に価値を見出し、つまみ持ちやフィンガーコントロールに自信があるなら、Starlight-12はそれに見合った体験を返してくれます。EC形状の再現性と堅牢性に長期的な安心を求めるなら、EC2-CはゲーミングマウスのROIとして最高水準の選択です。
予算・代替候補
Starlight-12に興味があるが価格がネックという場合、次の選択肢が参考になります。
| 方向性 | 候補 | 価格帯 |
|---|---|---|
| 超軽量ワイヤレス・左右対称 | Pulsar X2 V2 Wireless(52g) | 約¥13,000 |
| 超軽量ワイヤレス・左右対称 | Endgame Gear OP1 8K(55g) | 約¥12,000 |
| EC形状の上位版 | Zowie EC1-C(大型サイズ) | ¥10,000前後 |
| より大型のエルゴ有線 | Razer DeathAdder V3(59g) | 約¥13,000 |
全スペック比較表
| スペック | Finalmouse Starlight-12 Poseidon | Zowie EC2-C |
|---|---|---|
| 重量 | 42 ✓ | 73 |
| 長さ | 116 | 122.2 |
| 幅 | 57 | 64.2 |
| 高さ | 38 | 42.8 |
| センサー | PixArt PAW3370 | PixArt 3360 |
| 最大DPI | 3200 | 3200 |
| ポーリングレート(最大) | 1000 | 1000 |
| ボタン数 | 5 | 5 |
| 接続方式 | 2.4GHzワイヤレス | 有線USB |
| バッテリー持続時間 | 160 | — |
| 形状 | 左右対称 | エルゴノミック(右手用) |
| RGB | なし | なし |
| ソール素材 | PTFE | PTFE |
| 価格(税込) | 189.99 ✓ | 9500 |
| 発売年 | 2021 | 2021 |
✓ は客観的に比較可能な項目で優れている値を示します。
プロ選手の使用状況
Starlight-12 Poseidon ユーザー(2人)
EC2-C ユーザー(0人)
追跡中のプロ選手はいません。
設定を追い込む
マウスが決まったら、eDPIや感度を最適化しましょう。