Logitech G Pro X Superlight 2 vs Logitech G502 X Plus
スペック比較・プロ使用状況
G Pro X Superlight 2
- 60 g 重量
- HERO 2 センサー
- ワイヤレス
- ¥22,000
※Amazonアソシエイトリンクを含みます。適格購入により収入を得る場合があります。
はじめに
Logitechのワイヤレスフラッグシップには、正反対の設計思想を持つ2台が存在します。G Pro X Superlight 2(約¥22,000・60g)は余計なものをすべて削ぎ落とし、純粋な競技パフォーマンスだけを追求した軽量マウス。一方のG502 X Plus(約¥18,000・106g)は、多ボタン・無限スクロール・フルRGBと、機能を惜しみなく詰め込んだ万能型です。
同じLogitechのLIGHTSPEED無線とLIGHTFORCEスイッチを共有しながら、重量は46gも異なります。この比較記事では、どちらが自分のゲームスタイルと使い方に合うのかを、スペックだけでなく実際の使用感をもとに解説していきます。
クイック比較表
| カテゴリ | 優位 | 理由 |
|---|---|---|
| 重量 | Superlight 2 | 60g vs 106g — 46gの圧倒的な差 |
| 形状(パーム) | G502 X Plus | サムレスト付きの広いボディが手のひらを完全にサポート |
| 形状(クロウ/フィンガーチップ) | Superlight 2 | 低いプロファイルと軽量さが精密な微操作を可能にする |
| センサー | 引き分け | HERO 2 vs HERO 25K — どちらもLogitech最上位クラス |
| クリック感 | 引き分け | 両方ともLIGHTFORCEハイブリッドスイッチ搭載 |
| 機能性 | G502 X Plus | 無限スクロール・追加ボタン・DPIシフト・フルRGB |
| バッテリー | G502 X Plus | 約140時間 vs 約85時間 |
| 競技FPS | Superlight 2 | 軽さはeスポーツで実証済みのアドバンテージ |
| 汎用性 | G502 X Plus | 仕事・MMO・普段使いまで幅広く対応 |
| ソフトウェア | 引き分け | 同じG HUBで機能セットは共通 |
形状・エルゴノミクス詳細
G Pro X Superlight 2
サイズは約125 × 64 × 40mm、重量60g。左右対称のシンメトリカルデザインで、中央やや後方にゆるやかなハンプ(膨らみ)があります。このシェイプはプロシーンで圧倒的な支持を受けており、s1mple、ZywOo、NiKo、aspas、Bughaといったトッププロが愛用しています。
あえて主張しない形状が特徴です。サムレストも突起もフレアもなく、グリップスタイルを邪魔しない設計になっています。クロウグリップでは、低い後方が指のアーチを許容しつつ、手のひらの根元がハンプに軽く触れるだけの絶妙なバランスが得られます。フィンガーチップも中サイズの手(18〜20cm)なら快適です。パームグリップは手の長さ19cm以下なら良好ですが、大きい手だとハンプが低く感じることがあります。
シェルはPC/ABS製のソフトタッチマット仕上げで、ハニカム穴やシェルのたわみは一切ありません。大型のPTFEソールは滑りが良く、角が丸く処理されているのでパッドを選びません。60gの軽さは長時間のプレイでも腕への負担がほぼゼロで、「手の中から消える」感覚があります。
G502 X Plus
サイズは約131 × 79 × 41mm、重量106g。右手専用のエルゴノミック形状で、大きなサムレスト、標準2つに加えて2つの追加サムボタン、DPIシフトパドル、そしてLogitech独自の無限/ラチェット切り替え式デュアルモードスクロールホイールを搭載しています。
この形状はパームグリップとリラックスクロウに最適です。サムレストが親指を一定のポジションに固定し、幅広のボディが薬指と小指をしっかり包みます。右側面にはリングフィンガー用のレッジ(棚状の出っ張り)があり、手全体がマウスに密着する安心感があります。手の長さ18〜21cm、幅9.5〜11cmの方に適しています。
LIGHTSYNC RGB(3ゾーン)がシェルに統合されており、G HUBから色やエフェクトをカスタマイズ可能です。Superlight 2にはRGBが一切ないため、見た目の華やかさを求めるならG502 X Plus一択です。ビルドクオリティはプレミアム感があり、各ボタンの作りもしっかりしていますが、その分106gという重量はトレードオフとして確実に存在します。
グリップスタイル別おすすめ
- パームグリップ: ほとんどの手のサイズでG502 X Plusが優位。サムレストと広い本体が手のひらを完全に支えます。Superlight 2は手の長さ18〜19cmの方なら十分パーム向き。
- クロウグリップ: Superlight 2が明確に上。60gの軽さと低いプロファイルが指先の微調整を軽快にします。G502 X Plusの106gではアグレッシブなクロウ操作に重量が抵抗になります。
- フィンガーチップグリップ: Superlight 2一択。G502 X Plusは重すぎて幅も広く、フィンガーチップでの制御には適しません。
センサー・トラッキング性能
Superlight 2はLogitechの最新フラッグシップセンサーHERO 2を搭載。最大トラッキング速度888 IPS、最大44,000 DPI対応で、競技DPI帯(400〜1600 DPI)ではスムージングゼロ、加速ゼロの完璧なトラッキングを実現します。
G502 X Plusは1世代前のHERO 25Kセンサーで、最大25,600 DPI、400 IPSのトラッキング速度です。スペックシート上はHERO 2に劣りますが、実使用で差を感じる場面はほぼ皆無です。400 IPSを超える超高速フリックは、プロのプレイでも滅多に発生しません。
クリック・トゥ・ピクセルのレイテンシはSuperlight 2が約1.2ms、G502 X Plusが約1.5msで、どちらもLIGHTSPEED無線の恩恵を受けています。両方とも1000Hzポーリングレート対応です。
結論: HERO 2のスペックは上ですが、99.9%のユーザーにとって実質的な性能差はありません。センサーの違いで購入を決める必要はないでしょう。
ビルドクオリティ・スイッチ
両モデルともLogitechのLIGHTFORCEハイブリッド光学メカニカルスイッチを採用しています。光学式の高速アクチュエーションとメカニカルの確かなクリック感を両立したスイッチで、プリトラベルが極めて少なく、キレのある打鍵感が得られます。耐久性は1億クリックです。クリックフィーリングは両機種で同一で、業界でもトップクラスの完成度です。
Superlight 2のビルドはミニマルですが隙がありません。シェルのたわみなし、ボタンのガタつきなし、精度の高い組み付け。スクロールホイールはステップが明確に感じられるメカニカルタイプで、武器切り替えに適しています。
G502 X Plusはその品質に加えて、メカニカルな複雑さが上乗せされます。スクロールホイールのデュアルモード切り替え(ラチェット↔フリースピン)はボタン一つで瞬時に変更可能で、ゲーミングマウス史上最高のスクロールホイールと評されています。フリースピンモードでの高速スクロールはウェブブラウジングや長いスプレッドシートの操作で絶大な威力を発揮します。追加ボタンの配置も適切で、DPIシフトパドルはグリップを崩さずに親指で操作できます。
バッテリー・ワイヤレス
| 項目 | Superlight 2 | G502 X Plus |
|---|---|---|
| バッテリー持続(1000Hz) | 約85時間 | 約140時間(RGB点灯時は約100時間) |
| 充電端子 | USB-C | USB-C |
| 無線技術 | LIGHTSPEED 2.4GHz | LIGHTSPEED 2.4GHz |
| Bluetooth | 非対応 | 非対応 |
| RGB | なし | LIGHTSYNC(3ゾーン) |
| POWERPLAY対応 | 対応 | 対応 |
G502 X PlusはフルRGB点灯の状態で約100時間、RGB消灯なら約140時間という驚異的なバッテリー持続時間を誇ります。Superlight 2も60gのボディで約85時間は軽量ワイヤレスマウスとしてトップクラスです。
どちらもLIGHTSPEED専用でBluetooth非対応のため、ゲーミング以外の用途でドングルなしで使いたい場合は注意が必要です。POWERPLAY(ワイヤレス充電マウスパッド)に対応しているため、追加投資をすれば充電の手間から完全に解放されます。
無線の安定性とレイテンシは両機種で同等で、業界最高水準です。
ソフトウェア・カスタマイズ
両機種ともLogitech G HUBを使用するため、ソフトウェア面での違いはありません。G HUBで設定できる主な項目は以下の通りです。
- DPIステージ(5段階設定可能)
- ゲームごとのプロファイル自動切り替え
- ボタンリマップ・マクロ設定
- ポーリングレート調整
- リフトオフディスタンス調整
- オンボードメモリ保存(ソフトなしでも設定を持ち運べる)
- LIGHTSYNC RGBカスタマイズ(G502 X Plusのみ)
G HUBは過去にはやや不安定な評判もありましたが、近年は大幅に改善されて安定しています。G502 X Plusはボタン数が多くRGB設定もあるためG HUBの活用場面が多い一方、Superlight 2はDPIを設定したら二度とG HUBを開かないユーザーも少なくありません。
オンボードメモリのプロファイル数はSuperlight 2が5、G502 X Plusが3です。LAN大会に持ち込む際はオンボードメモリが重要になりますが、どちらも十分な数を備えています。
価格・コストパフォーマンス
| Superlight 2 | G502 X Plus | |
|---|---|---|
| 国内参考価格 | ¥22,000 | ¥18,000 |
| グラム単価 | 約¥367/g | 約¥170/g |
| 主な用途 | 競技FPS特化 | ゲーム全般+仕事用途 |
日本市場ではG502 X Plusの方が¥4,000安い設定です。グラム単価で見るとG502 X Plusの方が2倍以上コストパフォーマンスが高いことになりますが、軽量マウスの価値はグラム単価では測れません。Superlight 2の60gは「軽さという性能」に対する投資です。
一方、G502 X Plusは¥18,000で無限スクロール、追加ボタン4つ、DPIシフト、フルRGB、140時間バッテリーという圧倒的な機能量を提供しており、ゲームと仕事の両方で使うなら費用対効果は非常に高いと言えます。
こんな人におすすめ
G Pro X Superlight 2を選ぶべき人
- CS2、Valorant、Apex Legends、Fortniteなど競技FPSが主戦場
- 大手メーカー製で最軽量クラスの無線マウスがほしい
- クロウグリップまたはフィンガーチップグリップで使う
- s1mple、ZywOo、NiKo、aspas、Bughaと同じマウスを使いたい
- RGBも追加ボタンも不要、純粋なパフォーマンスだけが欲しい
- 多少高くても競技アドバンテージを優先する
G502 X Plusを選ぶべき人
- MMO、MOBA、ストラテジーなど多ジャンルをプレイする
- マクロやショートカットに追加ボタンを活用したい
- パームグリップで安定感のあるマウスを求めている
- 無限スクロールで仕事やウェブブラウジングも快適にしたい
- RGBライティングでデスク環境を彩りたい
- バッテリー持続時間の長さを重視する(約140時間)
- ゲームと仕事の兼用マウスとして1台で完結させたい
総合評価
G Pro X Superlight 2は競技FPSに最適なLogitech製マウスです。60gの軽量ボディ、完成度の高い左右対称形状、HERO 2センサーの組み合わせは、プロeスポーツシーンで最も多く使われているマウスとしての実績が裏付けています。シューターで勝つことが最優先なら、Logitechの中ではこれ以外の選択肢はありません。
G502 X Plusは最高の万能マウスです。無限スクロールホイール、6つの追加プログラマブルボタン、DPIシフトパドル、フルRGB、そして140時間のバッテリー。MMOやストラテジーのように多くの入力を必要とするゲームで真価を発揮し、仕事用マウスとしてもトップクラスの使い勝手です。106gの重量は高速FPSでは確かにハンデですが、重さを気にしないゲームスタイルなら、これほど多芸な無線マウスは他にありません。
どちらを選んでも間違いではありません。LIGHTSPEED無線、LIGHTFORCEスイッチ、HEROシリーズセンサーというLogitech最高峰のテクノロジーは両機種に共通しています。「軽さ」を取るか「機能」を取るか。その一点が、この2台の選択を分けるすべてです。
全スペック比較表
| スペック | Logitech G Pro X Superlight 2 | Logitech G502 X Plus |
|---|---|---|
| 重量 | 60 ✓ | 106 |
| 長さ | 125.9 | 131.4 |
| 幅 | 63.5 | 79.2 |
| 高さ | 40 | 42.9 |
| センサー | HERO 2 | HERO 25K |
| 最大DPI | 32000 ✓ | 25600 |
| ポーリングレート(最大) | 1000 | 1000 |
| ボタン数 | 5 | 13 |
| 接続方式 | 2.4GHzワイヤレス | 2.4GHzワイヤレス |
| バッテリー持続時間 | 95 | 130 ✓ |
| 形状 | 左右対称 | エルゴノミック(右手用) |
| RGB | なし | あり |
| ソール素材 | PTFE | PTFE |
| 価格(税込) | 22000 | 18000 ✓ |
| 発売年 | 2023 | 2022 |
✓ は客観的に比較可能な項目で優れている値を示します。
プロ選手の使用状況
G Pro X Superlight 2 ユーザー(9人)
G502 X Plus ユーザー(0人)
追跡中のプロ選手はいません。