Logitech G Pro Wireless vs Logitech G Pro X Superlight 2

スペック比較・プロ使用状況

Logitech

G Pro Wireless

  • 80 g 重量
  • HERO 16K センサー
  • ワイヤレス
  • ¥18,000
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Logitech

G Pro X Superlight 2

  • 60 g 重量
  • HERO 2 センサー
  • ワイヤレス
  • ¥22,000
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使用プロ: s1mple, ZywOo, device, aspas, Nadeshot, NICKMERCS, electronic, XANTARES, aceu

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結論

新規購入ならSuperlight 2一択。GPWからの乗り換えは、20gの軽量化とLIGHTFORCEスイッチに価値を感じるかどうかで決まる。

評価項目 Logitech G Pro Wireless Logitech G Pro X Superlight 2
形状・グリップの快適性 ●●●●○ ●●●●●
センサー性能(追従性・LOD精度) ●●●○○ ●●●●●
スイッチ品質(クリック感・信頼性) ●●○○○ ●●●●●
バッテリー持続時間 ●●●○○ ●●●●●
コストパフォーマンス ●●○○○ ●●●●○
長期信頼性(チャタリング耐性) ●●○○○ ●●●●●

あなたに合うのは?

初めてハイエンド無線マウスを購入するなら
→ Logitech G Pro X Superlight 2
すべてのカテゴリでGPWを上回り、¥22,000はフラッグシップとして妥当。2026年にGPWを定価で買う理由がない
GPWのチャタリングに悩んでいるなら
→ Logitech G Pro X Superlight 2
LIGHTFORCEスイッチはチャタリングの構造的原因を完全排除。同じ形状で安心して移行できる
左利きで右側サイドボタンが必要なら
→ Logitech G Pro Wireless
GPWは両側にサイドボタンを装着できる数少ない左右対称ワイヤレスマウス。Superlight 2は左側のみ
GPWを大幅割引で見つけたなら
→ Logitech G Pro Wireless
¥10,000以下で入手できるなら、HERO 16Kセンサーとeスポーツで実績のある形状を格安で手に入れられる
軽さを最優先にするなら
→ Logitech G Pro X Superlight 2
80g vs 60gの差は20g。持ち比べれば誰でも分かるレベルの違いで、低感度のフリック操作や長時間プレイで明確に有利

この比較で分かること

Logitech G Pro Wirelessは、2018年の登場以来eスポーツの標準機として君臨してきたマウスです。80gの軽量ワイヤレス、HERO 16Kセンサー、左右対称デザイン——当時としてはすべてが革新的でした。プロ選手の採用率はトップクラスを維持し、「競技マウスといえばGPW」という時代が数年続きました。

その後継として登場したG Pro X Superlight 2は、同じ形状を引き継ぎながら、重量を60gまで削減し、センサーをHERO 2に、スイッチをLIGHTFORCEハイブリッド光学に刷新しました。カタログスペックではすべてが進化しています。

では、¥18,000のGPWと¥22,000のSuperlight 2、その¥4,000の差額は何を買うのか。この記事では、スペック表の比較にとどまらず、実際のゲームプレイで何が変わるのかを中心に解説します。GPWからのアップグレードを検討している人にも、初めてLogitechのマウスを選ぶ人にも役立つ内容です。


クイック比較表

カテゴリG Pro WirelessG Pro X Superlight 2優位
重量80g60gSuperlight 2
センサーHERO 16K(16,000 DPI)HERO 2(32,000 DPI)Superlight 2
スイッチOmron 50M メカニカルLIGHTFORCE ハイブリッド光学Superlight 2
バッテリー60時間95時間Superlight 2
寸法125×63.5×40mm125.9×63.5×40mmほぼ同一
接続LIGHTSPEED 2.4GHzLIGHTSPEED 2.4GHz同等
両側サイドボタン対応(着脱式)非対応(左側のみ)GPW
ソール素材PTFEPTFE同等
価格¥18,000¥22,000GPWが安い

形状とグリップの適合性

G Pro Wirelessの形状は、左右対称のいわゆる「エッグシェイプ」です。全長125mm、幅63.5mm、高さ40mmで、やや後方寄りにハンプが配置されています。左右のサイドにマグネット着脱式のボタンカバーがあり、右側にもサイドボタンを装着できるのが特徴です。左利きプレイヤーにとっては貴重な選択肢でした。80gという重量は2018年当時「驚異的に軽い」と評されましたが、2026年の基準では中量級です。

G Pro X Superlight 2は、ほぼ同一の外形を維持しています。全長125.9mm(わずか0.9mm長い)、幅63.5mm、高さ40mm。手に持った感覚での差はありません。最大の違いは重量で、60gはGPWから25%の削減です。この軽量化はハニカム穴を開けずに、シェルの最適化と内部構造の再設計で達成されています。ただし、両側サイドボタンは廃止され、ボタンは左側のみ。DPIボタンもスクロールホイール裏から底面に移動しています。

グリップ別の適合

20gの差は体感できるか

結論から言えば、はっきりと体感できます。 1gや3gの差なら気づかないこともありますが、20gの違いは手に取った瞬間に分かります。特に低感度設定でマウスを大きく振るプレイスタイルでは、この差が操作の疲労度とエイムの精度に直結します。GPWの80gに慣れた手でSuperlight 2を持つと、「中身が入っていないのでは」と感じるほどの差があります。


センサーとトラッキング性能

HERO 16K(G Pro Wireless)

GPWに搭載されたHERO 16Kは、Logitechが自社開発した初期世代の光学センサーです。最大16,000 DPI、400+ IPSのトラッキング速度、40gの加速度に対応。全DPIレンジでスムージングやアクセラレーションが無く、発売当時は最先端の性能でした。400〜800 DPIの一般的な競技設定であれば、2026年でも実用上の問題はありません。ただし、IPS上限が現行センサーに比べて低いため、極端に速いスワイプではトラッキングが追いつかない場面が理論的には存在します。

HERO 2(G Pro X Superlight 2)

Superlight 2のHERO 2は、世代が2つ進んだセンサーです。最大32,000 DPI、888 IPS(GPWの2倍以上)、88gの加速度に対応。電力効率も大幅に改善され、バッテリー容量の最適化と合わせて95時間の駆動を実現しています。ポーリングレートの安定性が向上し、1msの間隔がより均一に保たれます。

実際のプレイで差が出る場面

普通のプレイ条件——400〜1600 DPIの設定、一般的な布製マウスパッド——ではどちらのセンサーも完璧にトラッキングします。HERO 16Kが2026年でも問題なく動作するのは事実です。

差が出るのは以下の場面です。

  1. リフトオフディスタンス(LOD)の精度: HERO 2はマウスを持ち上げて再配置する際のトラッキング開始・停止がより正確です。CS2やValorantで頻繁にリフト&リポジションを繰り返す低感度プレイヤーは、この改善を実感できます。
  2. 特殊なサーフェスでの追従性: ガラスや高光沢面など一般的でないサーフェスでは、HERO 2の方が安定してトラッキングします。標準的な布パッドでは無関係です。
  3. 超高速スワイプ時のスピンアウト耐性: 888 IPS vs 400+ IPSの差は、パニック時の極端に速いマウス移動で差が出る可能性があります。とはいえ、意図的に再現しないと気づかないレベルです。

要するに、センサー単体の差は大多数のプレイヤーにとって体感できないレベルです。ただし、LODの精度改善はタクティカルシューターのプレイヤーにとって実用的なメリットがあります。


スイッチとクリック感

この比較で最も大きく差がつくカテゴリです。

Omron 50Mメカニカル(G Pro Wireless)

GPWはOmron製50Mメカニカルスイッチを搭載しています。発売当時はスイッチのゴールドスタンダードでしたが、このスイッチには大きな問題が知られています——チャタリング(ダブルクリック) です。1回のクリックが2回として認識される現象で、ヘビーユースで1〜2年後に発生する報告が多数あります。Logitechはファームウェアのデバウンス調整で対処しましたが、メカニカルスイッチの接点バウンスという構造的な問題を完全に解決することはできませんでした。

クリック感自体もやや柔らかく、戻りのストロークに「もたつき」があります。クリックレイテンシは約2msです。

LIGHTFORCEハイブリッド光学(G Pro X Superlight 2)

Superlight 2のLIGHTFORCEスイッチは、メカニカルスイッチのクリック感と光学スイッチの速度を両立する新機構です。光学式でアクチュエーションを行うためデバウンス処理が不要で、クリックレイテンシは約1.2ms——GPWの約40%削減です。

クリック感は明確にシャープです。プレトラベルが短く、アクチュエーションポイントが明瞭で、戻りのストロークにキレがあります。GPWの「柔らかくもたつく」感触とは明らかに違います。そして最も重要な点——光学式のためチャタリングが構造的に発生しません。

タップ撃ちへの影響

この差はゲームプレイに直結します。Valorantのヘッドショット、CS2のワンタップ、Apex Legendsのウィングマンなど、正確なタイミングの単発クリックが要求される場面で、0.8msのレイテンシ差とクリックのキレの差は上位帯のプレイヤーほど実感できます。

GPWを使っていて「クリックが重い」「反応が鈍い」と感じたことがあるなら、LIGHTFORCEスイッチはSuperlight 2に移行する最大の動機になります。逆に言えば、GPWのクリック感に何も不満がなく、チャタリングも出ていないなら、スイッチの差だけでは移行の決め手になりにくいかもしれません。ただし、チャタリングは「いつ出るか」の問題であって「出るかどうか」の問題ではない、というのがOmron 50Mの評判です。


ワイヤレスとバッテリー

バッテリー持続時間

GPWは60時間、Superlight 2は95時間。約58%の延長です。一般的なプレイパターン(1日3〜4時間)で計算すると、GPWが約2週間、Superlight 2が約3週間強。どちらも週に1回程度の充電で十分ですが、充電の頻度と「残量を気にする回数」には実用的な差があります。

ワイヤレスプロトコル

両モデルともLogitech LIGHTSPEEDプロトコルを使用します。2.4GHz帯の専用ドングルによる低遅延接続で、有線マウスと同等のレスポンスを実現します。Superlight 2ではポーリング間隔の安定性がわずかに改善されていますが、体感できるレベルの差ではありません。

どちらもBluetoothには非対応です。省電力モードでの作業用途を想定したBluetooth接続が欲しい場合は、別のマウスを検討する必要があります。

POWERPLAY対応

両モデルともPOWERPLAYワイヤレス充電マットに対応しています。POWERPLAYを使用している場合、バッテリー持続時間の差は完全に無意味になります。常時充電状態が維持されるため、充電を意識する必要自体がなくなります。

充電方式

両モデルともUSB-Cで充電します。空の状態からのフル充電は約1.5時間。Superlight 2のレシーバーはGPWよりやや小型化されており、ノートPCに装着した際の出っ張りが減っています。


ソフトウェアとカスタマイズ

両モデルともLogitech G HUBソフトウェアを使用します。DPI設定(5段階)、ポーリングレート選択(125/250/500/1000 Hz)、ボタンリマッピング、サーフェスチューニング、オンボードメモリ管理が可能です。G HUBはリリース初期の不安定さから大幅に改善されましたが、Razer SynapseやSteelSeries GGと比べるとUIの洗練度ではやや劣ります。

両モデルともオンボードメモリにプロファイルを保存できるため、設定完了後はG HUBをアンインストールしても問題ありません。大会環境など、ソフトウェアのインストールが制限される場面でも使用できます。

ソフトウェア面では両者に実質的な差はありません。 G HUBの使い勝手は同一です。


ビルドクオリティ

GPWの筐体は2018年のマウスとしては非常に高品質です。シェルのたわみはなく、ボタンのぐらつきもほとんどありません。マットな表面仕上げで指紋が目立ちにくい。ただし、80gという重量の一部は堅牢な構造に充てられているとも言えます。スクロールホイールは軽めのステップ感で、ミドルクリックは適度な硬さです。

Superlight 2は20g軽いにもかかわらず、シェルの剛性感はGPWと同等です。ハニカム構造を使わずに軽量化を達成しているため、外装に穴は一切ありません。表面のコーティングはGPWから改良されており、手汗をかいた状態でのグリップ感が向上しています。GPWは湿気で滑りやすくなる傾向がありましたが、Superlight 2ではその問題が軽減されています。

ソール(マウスフィート)はどちらもPTFE製で、滑走性は良好です。ただし、Superlight 2のソールの方がエッジ処理が丁寧で、交換用ソールの互換性も広い印象があります。


プロ選手の採用状況

G Pro Wirelessは、eスポーツの歴史上最も多くのプロ選手に使用されたマウスの一つです。CS:GO、Overwatch、Fortnite、Valorantなど、あらゆるタイトルのトッププレイヤーがメインマウスとしてGPWを選んでいました。s1mple、NiKo、TenZなど、名だたるプレイヤーがGPW時代を経験しています。

しかし2026年現在、プロシーンでGPWを使用しているプレイヤーはほぼいません。形状がほぼ同一のSuperlight 2への移行が容易だったため、Logitechを使い続けるプロの大半がSuperlight 2に切り替えています。s1mple、NiKo、aspas、Bughaといったトッププレイヤーが現在使用しているのはSuperlight 2です。

プロがGPWからSuperlight 2に移行した主な理由は3つ——軽量化、LIGHTFORCEスイッチの信頼性、そして形状の継続性です。同じグリップ感を維持しながらすべてのスペックが向上するため、移行リスクがほぼゼロだったのです。


価格とコストパフォーマンス

G Pro WirelessG Pro X Superlight 2
定価¥18,000¥22,000
実売価格(2026年3月)¥10,000〜14,000¥20,000〜22,000
差額+¥6,000〜12,000

GPWの定価¥18,000は、2026年の市場基準では割高です。80gの重量、Omron 50Mのチャタリングリスク、HERO 16Kセンサーという仕様は、¥8,000〜12,000の価格帯のマウスと競合するレベルです。ただし、在庫処分や値引きで¥10,000前後まで下がっている場合は話が変わります。この価格なら、数年にわたってeスポーツの第一線で使われた実績のあるマウスを手頃に入手できます。

Superlight 2の¥22,000は、Razer Viper V3 ProやFinalmouse Starlightといったフラッグシップと並ぶ価格帯です。60g、HERO 2、LIGHTFORCEスイッチ、95時間バッテリーという仕様を考えれば、この価格帯の中で十分に競争力があります。

定価ベースでの差額は¥4,000。実売価格では¥6,000〜12,000に開きます。¥4,000の差額であれば、すべてのカテゴリで上回るSuperlight 2を選ばない理由はありません。実売価格の差額¥6,000〜12,000については、GPWの割引額次第で判断が分かれるところです。


買うべきマウスの決め方

G Pro Wirelessを選ぶべき人

G Pro X Superlight 2を選ぶべき人


結論

G Pro Wirelessは偉大なマウスでした。2018年のリリースから数年間、eスポーツの標準機として君臨し、軽量ワイヤレスマウスの市場を切り開いた功績は疑いようがありません。しかし2026年現在、GPWを定価の¥18,000で購入する合理的な理由はほぼ存在しません。

G Pro X Superlight 2は、GPWが目指したすべてを実現した後継機です。20g軽く、センサーは2世代進化し、スイッチはチャタリングの心配がない光学式に置き換わり、バッテリーは58%長持ちする——これだけの改善が¥4,000の差額で手に入ります。

GPWの形状が好きでLogitechのエコシステムに魅力を感じるなら、迷わずSuperlight 2を選んでください。GPWは「かつての名機」であり、Superlight 2は「今の名機」です。この世代間比較において、旧モデルを選ぶ合理的な理由は「大幅な値引き」か「左利き対応」の2つに限られます。それ以外のすべての判断基準で、Superlight 2が上回ります。

GPWを既に持っている人へ。チャタリングが出ていたり、クリックの柔らかさに不満があるなら、Superlight 2への乗り換えは正解です。形状が同じなので適応期間はほぼゼロで、スイッチと軽さの改善を即座に体感できます。GPWが正常に動作していて特に不満がないなら、壊れるまで使い続けて、次の買い替え時にSuperlight 2(あるいはその後継機)を選ぶのが最も合理的な判断です。

全スペック比較表

スペック Logitech G Pro Wireless Logitech G Pro X Superlight 2
重量 80 60
長さ 125 125.9
63.5 63.5
高さ 40 40
センサー HERO 16K HERO 2
最大DPI 16000 32000
ポーリングレート(最大) 1000 1000
ボタン数 5 5
接続方式 2.4GHzワイヤレス 2.4GHzワイヤレス
バッテリー持続時間 60 95
形状 左右対称 左右対称
RGB なし なし
ソール素材 PTFE PTFE
価格(税込) 18000 22000
発売年 2019 2023

✓ は客観的に比較可能な項目で優れている値を示します。

プロ選手の使用状況